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眠れないあなたへ〜15年飲んだ睡眠導入剤を卒業した私が見つけたたった1つの方法

眠れない夜が続く。

こんなに苦しいことはない。

ずっと眠れないと、気持ちは落ち込む。

集中力もなくなるし、誰かに八つ当たりしたくなる。

実際にIQも下がる。

(IQは固定ではなく、その時その時で変わる)

どうしたら眠れるのか?

もしあなたが眠れないのなら、私の体験が参考になるかもしれない。

睡眠薬と私

私は15年以上睡眠導入剤を飲んできた。

正確には導入剤だけではなく、睡眠薬もたくさん飲んできた。

睡眠導入剤はデパス(エチゾラム)。

睡眠薬で一番飲んだのはマイスリー(ゾルピデム)。

他にベンザリンやレンドルミンといった睡眠薬も飲んだことがある。

親に「早く寝なさい」をたくさん言われてきた私にとって、眠れないことは何よりの恐怖だった。

寝ないとお母さんに怒られる。

それが染み付いてしまった私は、薬のちからを借りて眠ることを選んでいた。

睡眠導入剤を飲んで寝ることをわかりやすく表現したいと思う。

それは、パソコンの強制終了をするようなものだ。

なにか考えたり行動したりしているのを、突然シャットアウトする感じ。

薬の作用は突然くる。

だから、薬を飲み眠れる態勢を整えて、強制終了の時を待つ。

まどろみなんて無い。

突然、意識がなくなる。

そんな感じ。

強制終了からの脱出

私は19歳のときに統合失調症になって、医者に一生薬を飲みなさい、と言われた。

19歳から向精神薬。

加えて、15年以上睡眠導入剤を飲んでいたのだ。

こんな薬を飲んでいたら、自分の人生うまくいかない。

私は健康だ。

そう信じたら、うまくいくのではないだろうか?

そう思って、健康な人のように振る舞っていたら、なんとか精神科にいかなくて済むようになった。

そんな私はその呪縛から逃れた。

「お医者さんが一生飲みなさい、と言っていたでしょ?

だからお願い、薬を飲んで。」

そう懇願する母を納得させるために、かなりの時間を費やした。

どれだけ私が薬が必要でないかを証明するのに、骨を折った。

最終的には精神科の先生に「飲まなくても大丈夫でしょう。なにかあったらいらっしゃい」とお墨付きをもらった。

その言葉でやっと母は納得した。

やっと卒業できた。

脱・睡眠導入剤、でも眠れない

薬を卒業したからと言って、長時間眠れるようになったわけではなかった。

卒業して3年経つが、今もそんなに長く眠れない。

やはり眠れないのは苦しい。

睡眠不足を補うために、マッサージに行った。

リラックスしてウトウトすれば、睡眠の足しになるから。

薬を卒業したばかりの頃は、マッサージ代が月5〜6万になったのを覚えている。

自分なりの安眠方法

たまに7時間、途中で目が覚めることなく眠れることがある。

そのとき昼間に何をしていたのか、検証してみた。

そうしたら、以下のことがわかった。

・朝、その日の何をするか計画を立てる。

・そのとおり実行する。

それだけ。

夜眠る時「ああ、自分のやろうと思って決めたことを実行できた。

私は決めたことをやれる人間なんだ。」

その満足感で眠りに就くことができる。

ちょっと細かく説明すると、実行できるのは計画立てた6割、7割のときもある。

そうか、自分ではそこまで実行するだけのスキルや集中力が無いのか。

他のやることを優先したから、計画通りいかなかったのか。

そんなことが分かれば、全部実行できなくても、まあまあ安心して眠れる。

これは、人に雇われて働いている人でもフリーランスの人も経営者でも同じだと思う。

あ、主婦や学生さんもね。

どんな職業であれ、自分で決めてそれを実行する。

それができれば安眠できる。

そう氣が付いた。

それでも安眠できない

私は自分が本当にやりたいことを優先してやらせてあげていない。

すべての人がやりたいことを一緒にやれる世界

その世界では、一人でやりたいことをやってもいいし、誰かと一緒にやってもいい。

そんな世界を創りたいと思っている。

今の私は誰かと一緒にやることばかりやっている。

そう。

一人でできるやりたいことを、やらせてあげていないのだ。

私の場合それは、小説をゆっくり読むことだったり、たっぷり瞑想することだったりする。

人の予定に合わせてしまい、そういう一人時間を確保できない。

なぜなら、朝計画を立てる時間さえ、自分に与えていないから。

朝きちんと計画を立てれば、一人の時間も人と一緒にいる時間も自分で決められる。

なんとなく過ぎてしまう時間、それは時間の無駄使い。

いきあたりばったりだと、「なんとなくの時間」がとても多くなる。

無駄に使う、と決めているなら、それもいい。

でもいつも時間をなんとなく消費してしまう。

ああ、今日も本当にやりたいことができなかった。

あっちのほうがやりたかったのにな。

そう想いながらベッドに入ると、心安らかに眠れない。

計画たててそれなりに実行できれば、眠れる。

私はそれを識っている。

でもなぜそれを自分にさせてあげないんだろう?

自己犠牲がスキな私

世のため、人のために生きることって素晴らしい。

でも、それが自己犠牲の上に成り立っていないだろうか?

「いい人」だと思われたくて、他人のやりたいことに合わせていないだろうか?

自分のやりたいことをやっているつもりだったけど、違うことに氣がついた。

朝、zoomで集まることを優先していて、自分が元々持っていた朝のルーディーンを壊してしまったから。

そのzoomの会は私にとって重要だった。

だから参加していた。

でもルーティーンを壊してから、眠れない日々が続いている。

人に嫌われたくない。

いい人だと思われたい。

その気持ちを優先して、朝のルーティーンを自分にさせてあげない。

どれだけ自己犠牲するのがスキなんだろう?

自分に優しくなる

自己犠牲(=いい人である)の反対は「わがまま」「自分勝手」。

そう思ってきた。

でも違うのかもしれない。

自分に優しくする。

やりたいことをやらせてあげる。

そういうことなのかもしれない。

自己犠牲だと思うことを減らしていく。

自分を大事に。

そうしたい。

実際に計画を建てて、自分の思う通りに実行できたときは、自分を大事に扱えたんだな、と思える。

甘やかすのでもなく、厳しくするのでもない。

自己犠牲ではない本当にやりたいことを、自分の24時間に落とし込んで実行する。

これが本当に安眠できるたった1つの方法だと、私は結論付けた。


朝のzoomに参加するより、自分のやりたいことを優先する勇気を持つ。

それが今日から私のやることだ。



ここまで読んだあなたはどう思っただろう?

よかったら感想を教えてほしい。

山ほど睡眠導入剤を飲んでいた私が、そこから卒業した私が、たどり着いた答えについてどう思ったのかを。


長々と読んでくださりありがとう。

心からの感謝を込めて。






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