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西武遊園地の見どころと復活の戦略

今日は所沢の方へ来たので、西武遊園地行ってきましたー!

感想は予想以上によかったです!!
何が1番良かったかと言うと、商店街に居る演者さん達ですね!この後詳しく紹介していきます。

そして、個人的にはいかに予算をかけずに満足度を上げるかを徹底している西武遊園地の戦略もとても面白かったので、西武遊園地の3つの魅力と1つのマイナスポイントについて、ここでご紹介したいとおもいます。

1.長居した方がいい夕日の丘商店街  
施設の中で1番力が入っている商店街!

ここに居るだけで、あちこちで泥棒と警察官がアクロバットしたり、バナナの叩き売りが始まったり、アイドルを夢見る商店街のマドンナが踊り出したり、見てて全然飽きません。

全部参加型なので、本当に見てて面白いし、いい意味で、人との距離を近く感じられる昭和感が出ていました。
本当に一人一人の演者さんが生き生きして、話しかけてくるので、気持ちが暖かくなり、いい体験をした感覚が残ります。

限られた予算の中で、西武園遊園地が出した答えは人を生かすということだったんですね。

2.ゴジラ・ザ・ライドめちゃめちゃ良かった!

本当にマジで怪獣に殺される寸前の体験ができ、予想以上によかったです。

乗り物の作りで言うと、ディズニーシーのソアリンのような乗り物に乗り、ゴジラ対キングギドラの戦いを本当に迫力満点で見られます。

スタッフさん達もちゃんと迫り来る恐竜から市民を守ろうと必死で誘導する感じが出てて、とても良かったですね。
そして、このアトラクションは全部プロジェクションマッピングか、画面に映像を映す形で体験できるものなので、映画館のように他のアトラクションにすぐできるようになっているのも、これからアトラクションを変える場合にかかるであろう予算を、削減しているのを感じました。

謎解き好きの私からすると、ゴジラ・ザ・ライドと内容がセットになっている、謎解きのゴジラ・ザ・ミッションもリアル脱出ゲームのスクラップと組んでいて、とても良いクオリティ。
両方やるなら謎解き→ライドの順に乗るとお話がつながります。

3.少し寂れた古い遊園地を昭和というテーマで自然なものにした。

商店街とゴジラ以外はほぼちょっと古ぼけた遊園地なんですが、それを予算をかけずに活かすために、昭和というテーマにしたのではないかなと思いました。

まず、私は遊園地にある、ありきたりな乗り物が大好きです。
空中ブランコ、バイキング、メリーゴーランド。
それに乗るだけでも楽しかったのですが、
乗ると、ほぼほぼ、商店街の誰かの声で面白いナレーションが入ります。(なぜか中盤大体時間が余って、早口言葉を言い出すことが多いけど)

最後には大体夕日の丘商店街に来てねー!と商店街のアナウンスが入って、遊園地と商店街の世界観を融合しようと頑張ってる感じが伺えましたね。

そして、毎回商店街への誘導で終わるので、ここでも商店街に力を入れているのをめちゃくちゃ感じました。

マイナスポイント:使いにくくて高い通貨

これはマイナスポイントと捉える人が多いと思うのですが、遊園地全体で使えるのが、普通の円ではなく西武園通貨というちょっとレトロな通貨。

これが50圓=600円するんですね。
肉まん40圓と聞くとちょっと安そうに聞こえるんですが、480円もするんですよね。
40圓が400円なら分かりやすいんですけど、1.2倍というところがまた、なんかちょっといやらしい感じがしました。

全部安そうに見せて、だいたい割高の値段。
お土産屋さんに並ぶ既製品の昭和レトロな雑貨の中には、裏に普通に円で値段のシールが貼っているものもあるんですが、絶対に西武園通貨しか使えず、裏に書いてある正規の円の値段より1.2倍くらいの値段で売ってることが多いように感じました。

しかもチケットとセットで売っており、その通貨はその日に使い切らなければならないというルールがあるので、買った分はその日に消費しないといけないという制限付き。 

レトロな街にぴったりなメロンソーダや、ナポリタン、お団子、オムライスなど、魅力的な食べ物が沢山あって、ついつい買いたくなってしまうのですが、これはちょっとお客さん目線で作られたシステムではないなぁと感じました。

まとめ
戦略として、なるべく既存の古い遊園地を活かすためにテーマを昭和にし、商店街とゴジラザライド以外はお金がかからない、【人の魅力】に力を入れたというのが、素晴らしいなと感じました。

また帰ってきたくなるような暖かさがあって、リピートしたくなる人がいても全然不思議ではない魅力溢れた遊園地でした!

推せる!!
本当に行って良かったです!

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