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2020年9月17日 おとめ座の新月

みなさん、こんにちは。さっかです。今回から、この月のコラムの形式を変えることにしました。まず月の予報を書き、次に星座ごとのその月の間の星予報を書き、最後に、その月の星座のメッセージを書いています。

新しいのは、各星座の星予報を書いていること(これについては、ブログの『月のコラム(note)の形式、新しくなります』に書いています)そして、世界と日本の星情勢がなくなったことです。

世界と日本の情勢のセクションは、「ニュースには上がらない世界の状況がわかって嬉しい」と言ってくれている方々がいるので、続けたいのですが、ブログにも書いているように、かなり労力を必要とします。この新しい形式を書くことに慣れ、自分のリズムができたら再開するかもしれません。または、ブログで違う形で続けてゆくかもしれません。ただ、今は、時間的、そして、体力的に無理なため、悩んだ結果、当面の間は外すことにしました。今の世の中の情勢を見て優先順位をつけると、月と星の予報と鑑定が先だ、と結論したからです。(ブログに詳細)(『星とカードと時事ニュース』として、世界と日本の情勢セクションは生まれ変わりました。ご参照ください。9/25/2020)

また、星座ごとの星予報は、通常のホロスコープ占いとは違うところがあるので、この形式になって初めて読む方は、『星予報『取り扱い説明書』を、開いて読んでください。基本的に、太陽星座だけを読むのではなく、上昇星、月の星座も読むことをお勧めします。(詳しくは『説明書』に書いています)

おとめ座の新月の予報

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2020年9月17日20:00東京時間 おとめ座の新月25度01分

おとめ座の特徴と、おとめ座を表す言葉

誠実、誠意、正直、審判、正義、律儀さ、心配症、不安症、整理整頓、分別、大人への入り口、頭脳、着実、地に足がついている、偏狭になりがち、セクシュアリティ、真面目、きまり、法律、詳細、選り分ける、区別、差別、批判、評論、健康、医療、献身、謙虚さ、日常の作業や仕事、日々のこと、知性の炎の護り神、理性、理屈、純真さ、面白みに欠ける、変化、習慣、祈り、助け合い、無償の愛、信念

この月の予報

この新月は、現実的で、詳細にわたる、小さくても良いので、しっかりとした夢を描くとき、願うときです。その小さな夢が、いつか大きく広がる可能性のある月です。

願い事をするのは、今回の場合は新月のすぐ後よりも、20日〜23日の夜中くらいまでが最適です。その後も、次の月までの間だったらできますが、20日〜23日の間が効果的。

今回の新月の持つエネルギーと、新月と地球を取り巻く星のエネルギーは以下の通りです。

着実になにかを実現化させることのできるエネルギーがあります。これは、時間がかかっても、成果がすぐには目に見えてわからなくても、のちに大きな答えとなって返って来るエネルギーのため、小さくても正確な願い事をするとよいときです。ぼんやりした、大まかな願い事ではなく、現実に基づいた、細部にわたった具体的な願いをかけるとよいでしょう。

別れのエネルギーがあります。ここまでがんばってきたけどもうムリ、もう充分この街で生きてきたから家族の住む町へ戻りたい、この病と闘い抜いてきたけれどもう向こう側の世界へと逝く時がきた、この人と一緒にいるのはもう終わりのときがきた、という風に、人々が別れを言い始めます。残念なことに、この世を離れる人たちも増えるときです。ただし、あなたにとって本当に去る方が良い時なのかどうかは、その人の星やカードやタイミングにもよりますが、できれば、満ち足りた気持ちで涙を流しながらも笑顔で去れますように。

やらなくてはならないこと、やるべきこと、やりたいことを明確にし、ものごとの優先順位をつけるときです。あなたにとって、一番大切なものは何か、を、前の月と前々の月で明確にすることが求められていましたが、その時に見たものを基準に、優先順位をつけてゆくと良いでしょう。例えばあなたにとって仕事が大切ならば、その理由と目標を明確にし、作業時間、通勤時間(ある・なしも含めて)作業内容、家族や愛する人との時間の過ごし方の質や内容(あるか、ないかも含めて)、健康管理の仕方、睡眠時間、食事、余暇の過ごし方、成長するためにやること(読書、美術鑑賞、尊敬できる人たちとの会話、など)どうやって過ごし、どのようになってゆきたいかを考える時。大切なものは人によって違うので、まずは、前の月とその前の月に理解した、自分の大切なものを思い出すことが最初の一歩です。

感謝することに改めて意識をするときです。特に、コロナウイルスの世界的伝染によって、医療従事者や、公共交通網従事者や、宅配業者や、スーパーのレジ係の人たちなどへの感謝の気持ちを持とう、という運動が、主にアメリカから発生しました。けれど、それだけではなく、例えば、今、食卓に上っている食べ物をひとつひとつ見つめ、それがどこかが来ていて、誰の手をどのように経て自分の手元に届き、それを誰がどのようにして調理して、卓上に載っているのか・・思いを馳せ、関わってきた人々すべてに、そして、食べ物を含めた万物の創造主「自然」への感謝をするように、感謝の気持ちを取り戻す時です。また、困っている人に手を差し伸べる星もあります。今、みんな、迷い、不安になり、困っている人も多い時です。ちょっとした一言、今日は元気?なに食べた?などから、お料理を持って行ってあげるとか、買い物に付き合うとか、助け合いを始めるときです。

この月の前から、眠くなる人が続出していることと思います。また、なんらかの中毒(アルコールを含めた薬物、セックス、ゲーム、YouTube、Netflix、恋愛、仕事、怒りを含めた強い感情)から抜け出しにくい人も多いと思います。眠い人は、眠れるだけ眠り、見る夢を大切にすると良いでしょう。ティーンのおうし座の子供を持った親、また、何座でも眠たがる子供を持った親は、子供達を思う存分眠らせてあげることが、一番の栄養になることでしょう。中毒症にかかっている人は、なんらかの形で抜け出せるよう努力した方が良いかもしれません。目覚めた時に、悲しい思いをしないように。どんどん、自分が追い込まれないように。

どうしても逃げに入りたくなる星があります。これは、ちょっと前から続いていますが、怠けたくなるというか、現実逃避したくなるし、やらなくてはならない日々の仕事をしたくなくなったり・・この新月で、少し自分にカツを入れて、生活のリズムを整え、ついついダラダラ見たくなるテレビやアマゾンビデオやいろいろの「逃げの時間」を短くし、目の前の本当にやらなくてはならないことを、一つ一つ誠実にやるようにすることで、成長と成功への道が開ける時です。逃げに使ってきた時間は、楽しみの時間として変えて、スケジュールに組み込み、時間を決めてやると良いでしょう。また、健康管理を見直す星もあるので、コロナ太りをしてしまった人、運動不足担っている人たちも、体調や体重を測って、対策を取ると良いときです。

そして最後に・・・

不幸よりも幸福を数えるときです。目を開き、耳を澄まし、五感を開いて意識をすれば、幸福は身の回りにたくさんあります。あなたは、まだ生きています。地球も破滅しておらず、太陽も輝いています。

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野生のニラの花が咲いています。緑に生えて美しい。

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今週の果物です。だいたい1週間で食べきりますが、地元の果物、他県からくるもの、海外からくるもの・・色々あります。本当は地元のものを食べたいですが、今年は長雨と干ばつで収穫は少ないため、取り寄せています。それでも、各地からこうやって運んできてくれる。贅沢で幸福なことだなぁ、そして美しいなぁ、豊かな気持ちになるなぁ、と思って写真に収めました。昔から、フリーダ・カーロも、モネも、多くの画家が果物の静物画を描いた気持ちがよくわかる気がします。

星座ごと星予報とレッスン

おひつじ座

今年のおひつじ座は、苦労の多い年だったことでしょう。特に、6月後半からは、つまづいたり、壁にあたったり、思うように物事が運ばなかったり、人によっては体調を崩している人も多いと思います。大きな成長を目指して、試されるときです。

そんな中、今、イライラとジリジリとムカムカの収まらない人が多いでしょう。特に、10日ごろから思うようにものごとが運ばなくなったりする上、過去の亡霊が現れて、よくない知らせや、聞きたくない話しを持ってくるかもしれません。特に女性たちの中には、恨みと憎しみと怒りでメラメラと燃えている人たちがいることでしょう。男性も、思うようにゆかないことにイライラし、相手を罵倒したくなるのを抑えているか、どこかで爆発させているか・・そんな星の位置です。

その感情を無視すると、逆に、内側に感情が向き、感情の時限爆弾を抱えたような状態になることでしょう。そして、そんな自分を叩いたり批判したりすると、逆ギレが自分の中で起きて、ますますイライラすることでしょう。体に出てしまうかもしれません。また、人に弱みを見せるのが大嫌いな牡羊ですが、あまり強がりすぎると、ポキリとどこかで折れちゃうかもしれないので、要注意。

まずは、さまざまな感情と状況を受け入れることが肝要。そして、怒りやイライラの原因を突き止めると良いでしょう。その上で、解決策を模索することが大切です。この星の位置は、自分探しの旅でもあります。

やりたいことや思うことがあれば、少しずつでも勇気を出してトライしてみるとき。思うように順調に行かなくても、壁に当たることがあっても、時にや休み、振り返り、やり直し、ゆっくりでも進み続ける。やりたいことが見えない場合は、周りを見渡し、自分のこころに向かい合い、情報を集め、探すとき。これまでやってきたことを、振り返り、調整、修正するとき。今は特に、6月下旬からやってきたことを見直すときです。それが、後になって財産になることでしょう。失敗や恥をかくことを恐れて固まってしまったり、振り返らなかったりしたら、後で後悔するかも。

瞑想、感情との対話、エクササイズ、深呼吸、視点を移してものごとを見る、あきらめない、すべて吉

そして、この厳しい時期を、自分が誰か、自分の本当に欲しているものはなにか、を見つめる絶好のチャンスと捉えること、大吉です。イライラ、ギスギス、ジリジリ、ムカムカ、の根底には、必ず、その人の、欲求、欲望、希望が眠っています。それを見つける良いチャンスです。

おうし座

今年のおうし座は、ちょっと苦手なことをやらなくてはならない年でしょう。変化することが求められたり、お金やモノより、精神的成長を求められたりして、なんとも、居心地の悪い年だと思います。もともとゆっくりなペースが好き、安定が好き、というおうしには、この大変化のときは、抵抗感が強いことでしょう。

けれど、この月でもおうし座は変身し、成長するときです。このエネルギーはずいぶん前から続いていますが、今、また、そのエネルギーが高まっています。このエネルギーに逆らうと、もっと、面倒なことをやらなくてはならなくなるでしょう。

この頃、どんな風に変わってゆきたいか、ビジョンやひらめきがこのところ見えてきているはず。それから目を離さないように、逃げないように、という星のメッセージがあります。

変わりたいという気持ちや、これまでの自分から卒業したいという気持ちはあるけれど、努力も変化もしたくない。そういう気持ちがいっぱいのおうしだけど、がんばれ、と星は言っています。

今は、家庭生活において、変化があったり、予想外のことが起こったりする星があります。話し合いをしたり、気持ちを伝えることで、状況が改善されるサインもあります。

生活の中の些細なことに創意工夫をするのも良いという星もあります。お料理を盛り付け、部屋のインテリアを変えたり、散歩を愛するとの散歩、いつもと違うおしゃれを自分流にアレンジしてみる・・などなど、生活の些細なことに創意工夫や美を盛り込むと良いでしょう。

掃除も大切なとき。物を溜め込む傾向にあるおうし。いらないもの、不必要なものを一掃すると、自己改革も楽になるという星があります。

おうし座にしては珍しくものすごく眠くなるかもしれません。もし、おうし座の子供が眠い眠いと言ったら、寝かせてあげましょう。成長期というのもあるし、今は、眠ることが一番の栄養です。

アーティスト系の人、作品を世の中に出すとよいときです。仕事人たちは、温めてきた考案、プロジェクトを表に出す良いタイミングです。

ふたご座

今年のふたご座は、本当の自分をなるべくみせること、正直になることが求められています。トリックスター、詐欺師とも呼ばれるふたご座。軽快なおしゃべりで、ひとを煙に巻き続けると、アダとなって戻ってくる年です。

今は、同僚や友達とおしゃべりをしているときも、会社でなにか発表するときも、家族と話をしているときも、本当のことを言うと良いでしょう。意図や気持ちは、隠したつもりでも、相手には伝わってしまいます。特に、今年は、嘘や秘密がばれてしまう年。正直になり、本当のことを言のが吉。特に、一対一で話す時に、本当のことや本心を言うように、とのメッセージがあります。

この月は、家族のことを大切にしたり、家庭のありかたを見直したり、ありがたさを確認したりするとよいとき。そこから仕事のやりかたが見えてきたり、仕事に対する新しい展望が見えてくる人もいるでしょう。

それから、言葉を選ぶ必要のあるときです。これは、しばらくの間続きますが、表面的な言葉で、その場をしのごうとしたり、相手を喜ばせようとしたりすると、見抜かれます。そして、それが争いや喧嘩の元になる可能性があります。

精神社会、宗教、哲学、スピリチュアルの世界など、少し遠ざける傾向にあるふたご座のあなたですが、この頃、その方面で、意識が変わっていてきていることでしょう。興味や関心を持ち始めたり、はたまたそんな自分と葛藤している人もいることでしょう。この月で、少し時間をとって考えると良いでしょう。スピリチュアルな世界に目覚めたり、本能的知性や感覚を大切にすることで、職業や、自分の仕事に対して、素晴らしいひらめきや、展望が見えてくる星があります。

かに座

今年のかに座は、不安とプレッシャーを感じてきた年でしょう。世の中の変化を不安に思い、自分の果たさなくてはならない責任もどプレッシャーに感じると同時に、どこかで、とっくに、いつかはこうなることがわかっていたという人たちです。

この月では、お金や家のことが気になる星が出ています。かに座が好み、大切にしている、身の回りの安心、安全がちょっと揺るがされるような事件があるかもしれません。

もしそういうことが起こったなら、不安に思うことがあったなら、または、すでに起こっているのなら、きちんと、数字に出して計算してみると助けになると出ています。経費を紙に書き出して、何と何にどれだけかかり、収入と収支を計算して数字に出してみる。そして、この前の月とその前の月で見直してきた価値観をもう一度取り出し、家計簿を見直して、なににお金をかけたくて、なにを削りたいか、具体的に書き出してみると解決につながる、と出ています。家族のいる人たちは、家族と話し合うのが良いという星もあります。

家族と話し合う場合は、みんなそれぞれの意見を聞き、お互いに納得できる結論を出して行くとよいでしょう。いつもは、シャイであまり話すのは得意ではない、というかに座も、今は、家族となら特に、ちゃんと話せるという星も出ています。

パートナーと葛藤や言い合いのある星も出ていますが、ある意味、これまでお互いに隠していた気持ちや意見や我慢していたことなどが表面化するということで、受け止め、自分や相手を追い込まないのがよいでしょう。

兄弟、姉妹、またはご近所さんたちと話しをするのも吉と出ています。彼らと話すうちに、だんだん考えていることが明確になり、問題の根幹や、願いや、希望がはっきり見えてくるようになる星もあります。もともと、理論派というよりは感情派のかに座で、話すのも苦手な人が少なくないですが、この月は、話しをしたり、文字にして思いを日記に書いてみたり、それから、お金のことは数字にして出してみたりして、明確にするととてもよいと出ています。

仕事のことは一進一退の感じで、なかなか思うようにゆかないひとも多いと思いますが、11月中旬までなんとか持ちこたえ、それまで、自分が本当にやりたいことを見出したり、計画を立てたりすると吉。今は、諦めるときではありません。

しし座

今年のしし座は、謙虚になることが求められている一年でしょう。そして、少し寂しいかもしれません。人前に出たり、みんなに注目されるのが好きな星座ですが、その場面が少なく、その上、日常生活や仕事面で、地道さを求められています。

今のしし座の人たちの一部は、新しい未来が見えて自信を取り戻している時期です。その一方で、それまであった揺るぎない自信が、見えないところからホロホロ崩れていって、なんとも心もとない、不安な感じになっている人もいることでしょう。そして、それを隠して、密かに辛い思いをしていることでしょう。

自信を失う自分なんて、簡単には受け入れられない、または、人には見せたくない、という誇り高きしし座かもしれませんが、ここは、自信を失っているそんな自分も、素直に受け入れた方が早道だし、本当の癒しや解決につながることでしょう。内心慌てている人も、そんな自分を受け入れ、いつもの工夫とアイディアを生かして、挽回のときです。

この月は、お金、財産、持ち物、資産、美、そんなものに、ツキをの回ってくる時。どんな風に、これから経済や物理的生活を送ってゆきたいか、具体的に、現実的に明確にすると良いでしょう。

仕事に関しては、このところずっと謙虚になることが求められていると思いますが、お金に関する運が向いている時というのもあり、客観的に、自分の才能、自分の魅力、自分の力を見直し、それを世のため人のためにどのように使ってゆくか、を、謙虚に、そして現実的に考えて行動してゆけば、自然と道や展望がひらけてゆくことでしょう。そして、逆に、輝けるようになることでしょう。

過剰評価、過小評価に気をつけること。そして、仕事面では、これまでのよくないくせ、習慣、無理な期待などを一掃し、変化することが求められています。転職も視野に入れて。

健康面は気をつけましょう。食べ過ぎ、運動不足、寝不足、たたります。ほどよい運動をし、食事内容だけでなく摂取方法や時間も考慮し、しっかり眠る時間を確保すると吉。姉妹・兄弟、近隣の人との交流も吉。

おとめ座

今年のおとめ座は、持ち前の柔軟性を生かし、仕事の場でも創意工夫をすることが求められています。

そしておとめ座は、今回の月の主人公。

人によっては大きな飛躍の一歩を踏み出すときであり、人によっては、現実を突きつけられて、うなだれていることでしょう。または、夢から覚められない状態で、逃げ続ける人もいるかもしれません。

けれど、あなたの星座で起こるこの新月は、素晴らしい可能性をもった新月です。星が求めているのは、今、どんな状況にあろうとも、あなたの立っている場所から、できること、できないこと、やりたいこと、やりたくないこと、自分の正義や真実に沿っていること、沿っていないこと、しっかり選別し、本当にやりたいことへの願いをかけることです。

あなたらしく、冷静に、詳細に、具体的に、そしてなにより現実的に進む。そして焦らないこと。なにごとにも、決心と、時間と、努力が必要なことは、あなたが一番よく知っているはず。

仕事においては、この世の中の混乱の中でも、独自の発想やアイディアを生かして、着実に、そして、希望を持って進んで行けることでしょう。経済面においても、それなりの安定が予想されます。

それから、思ったことを職場の人たちや、上司や、上のひとたちにいう勇気を出さないと、経済面に痛手として返ってくる可能性があるので、言葉を選んで伝えるとよいでしょう。また、ルールばかり守ろうとして、頑なになると、健康、お金、などの方面にマイナスとして戻ってくる星があるので要注意です。

芸術、スピリチュアル、音楽、入浴、マッサージ、瞑想、なにもしない時間、予定のない空間、決め事のない遊び、コントロールしない関係性、感覚、自然に触れること・・大切にすると助けになるでしょう。

てんびん座

今年のてんびん座は、試練の多いです。特に後半。これからもしばらく厳しい時期が続きます。

このところのてんびん座は、物思いに耽る、考えることのいろいろとある人たちです。特に、関係性において、厳しい試練を強いられている人たちも少なからずいるはず。職場で、学校で、家で、恋愛で、家庭で・・

また、家庭と仕事の両立について、家で仕事をすることについて、家の中の管理のこと、パートナーとの生活と仕事のバランス、さまざまな面で、仕事と家庭について悩みが浮上する星が出ています。パートナーとの言葉で傷つけ合う兆しもあります。

今回の月は、スピリチュアルな世界、神の存在、宇宙の真理、信仰心などについて追求すると、仕事も順調にゆくというサインが出ています。ただ、慎重にやらないと、これまでの怒や恨みといった感情に足を取られて、誠心誠意、向かい合うことが難しくなる、という星もありますので要注意。

気のおけない友達と楽しい会話をすると、少し息抜きになるという星もあります。日常のこと、些細なことを、美味しい食事やお茶を囲んでやると良いでしょう。ただ、価値観の違いなどで、ギクシャクすることもあるかもしれないので、そのあたりは、お互いの違いを認め、違う見方や考え方を受け入れるという形でゆくと、新しい気づきもあり良いでしょう。

自分のこれまで描いていた理想や、理想的な自分像、または、パートナーシップなどが、壊れている人もいるでしょう。けれどそれは、新しい理想像や、新しい自分へ生まれ変わる過程だということです。

もし、思っていたよりも、自分の中のイライラや怒りが大きかったとしても、それを抑え込むよりは、言葉にして相手に伝えたり、自分で文字に書いてみたりして、昇華してゆくことが求められています。

てんびんは、平和と愛と美を求めるため、あまり喧嘩や争いを好みません。けれど、黙っていたり、抑え込んで、表現しないままだと、逆に、つい、相手や誰かを攻め続ける可能性が高いです。

まずは、幻滅したことや、怒っていることを、もう一度、ゼロから見直して、自分の理想とする愛や関係性を再構築することが求められています。地に足のついた、詳細で、相手のこともしっかり見つめた上で、とても鮮明で明確な夢を描くときです。

試練は次の月にも続きます。これを成長への良いチャンス、と受け止められることを祈っています。

さそり座

今年のさそり座は、ちょっと傍観者的なところがあります。これといって決定的な大きな問題が起こるわけでもないけれど、すごく何かが良い、というわけでもない。けれど、ずっと、どこか、深い深い恐怖心を感じてきている。そんな感じです。

そんなさそりの、今の星の動きをいくつかあげるとすれば、身近な人たちや、身の回りのひとたちに、特に職場や仕事関係者で、悩んでいる人、停滞しているひとたちがいること。仕事に大きな不満があるとかそういうことではないけれど、なんだか、毎日がちょっとマンネリ化している人もあれば、職場の矛盾や不正義が目に見えて仕方ないというひとや、思うように手続きや様々なことがうまくゆかない面があります。人の嘘や悪事はとっくに見通しているから、今さら驚きはしないけれど、世の中、本当にこのままで良いのだろうか、と思ったり。

友人関係で仕事のことや他のことで話しができたり、良いこともあるけれど、なんだか信用できない人がいたり、裏切り行為を予感していたり、経験している。

自身の仕事ぶりは、それなりにうまくいっているけれど、時々自信を失ったり、価値観の相違で周りとぶつかったり、自分の価値観が覆されるようなことがある。

そのような星が出ています。

ただ、さそり座特有の、本能的な恐怖心は相変わらず健在で、そこはかとなく、どこから湧いてくるかもわからないような、生存をかけた恐怖心がつきまとっていることでしょう。個人的になにかがおこっていなかったとしても、この世の中の動きの裏にある深い闇を感じていることでしょう。そんな中で、自分の真実と目指す場所を見つけようとしている印が出ています。

恐怖心が沸いたら、一人になって静かに時間を過ごしたり、夜の空を見上げたり、少し散歩したりするとよいと出ています。あとは、気になること、恐怖心を感じることがあったら、情報をなるべく各方面から集め、その裏側にあるものをなるべく明確にして見つめると吉。また、精神社会や哲学的なことに関する本を読んだりして、知識を高めるのもよいです。

ただし、一部のさそりの人たちは、恐怖のどん底にいる可能性があります。眠れない人、暗い妄想にふけっている人、いるはずです。そういうさそりを身の回りに見たら(必ずしも、さそり座の太陽とは限りません。さそり座的な反応、恐怖に負けそう担っている人を見たら)、声をかけたり、様子をみてあげる必要があります。とことん落ちてしまうかもしれません。互いに手を差し伸べ合うときです。

いて座

今年のいて座は、もう古くなってしまった先入観や固定観念を洗いざらい捨てることが、求められています。特に、夏以降、その力が強くなっていて、さっさと捨てられる人と、捨てられない人に分かれていることでしょう。

いて座にとって今回の新月は、幸運を呼ぶ月です。特に、それまでの凝り固まっていた考え方や、ものの見方を捨てて、新しい知識や考え方を柔軟に取り入れようとしてきた人たちにとっては、好機のときです。イケイケ気運があります。

仕事関係で、良い知らせが入ってきたり、新しい動きがあることでしょう。ただ、条件や、契約内容に関しては注意したほうがよい星も出ているので、しっかり条件や契約に関しては意識して動くと良いでしょう。

固執してきたものを手放せないでいる人は、ちょっと大変かもしれませんが、これを機に、手放した方が良いものを手放し、本当に望んでいるものを見直すと良いでしょう。そして、自分の責任と向き合う時です。

友人たちとのコミュニケーションは要注意の星あり。誤解や言い争いの星があります。自分の意見を押し通そうとするのではなく、客観性を持つこと、相手の意見や話しに耳を傾けること、相手ではなく話題そのものに意識を向けることで、有意義で深い会話になることでしょう。また、あまりに相手がアグレッシブだったり、聞く耳を持たないと感じた場合は、その会話や状況から一旦離れるのも良いでしょう。

いて座でも、アート系や、クリエイティブ系、なにかを産み作る人たちは、少しストレスを感じる時期です。理想に燃えているし、ビジョンもあるのですが、なかなか自信が持てなかったり、いろいろあって前に進めなかったり。時には、自分の欲望に足を取られることも。けれど、物を作る人たちは、そんなストレスや障害も、こころの肥やし。そう思って、少しずつ前に進みましょう。11月中旬以降から、創造のパワーと意欲がまた戻ってくることでしょう。

普段はよく直感の働くいて座ですが、今は、時々思い違いをする星もあります。人に聞いてみたり、話してみたり、自分でも調べたりして、確認するとよいでしょう。

経済的な不安定さや、先行きの不安がある人たちもいるでしょう。上の注意事項に注意し、地に足をつけて仕事を進めて行き、今回の新月で自分の願いを明確にして願いをかければ、効果が出る星があります。

やぎ座

今年のやぎ座は、12星座の中で、一番、この2020年のテーマを身近に感じてきた人たちと言えるでしょう。

やぎ座はプライドも高く、なかなか弱みは見せたがりませんが、色々とあったはず。新たに、自分の人生を見直さなくてはならない事件が、大なり小なり続いていることでしょう。

そんな中の今、人間関係で摩擦の星があり、パートナーとの関係性、親子関係、仕事の現場で、不協和音や口論の印が出ています。

普段はあまり注意を払っていない、本能的な勘を働かせると良いと出ています。本能的に感覚的に「こう言うことがやりたい」「この方向性で行ってみると良さそう」と、感じる感覚に従って進んでゆくとよい、ということです。また、その方向性が決まったら、綿密な計画を立て、本来の持ち前の着実に推し進めてゆけば、今は小さな種も、大輪の花をいつか咲かせることができるでしょう。

ものごとを達成させるには、時間と努力と計画性と自律が必要なこと。周りと協力体制をとること。よく知っているあなたです。そのあたりは問題はないと思います。ただ、人と協力体制をとるときに、上から目線に走りがちになったり、上から押さえつけるように子供や部下にものを言うと、反発を招くことはほぼ確実です。星の図に、真っ赤な注意報ランプが出ています。

今、時代の流れは、平等、自立、自由の時代へと流れるその途中にあります。そのため、やぎ座の人たちの中には、逆流して、独裁的になりがちな人々が出てきていまます。世の中の動きにも同じことが起きていますが、自分も独裁者になろうとしていないか、そこを、注意するときです。

来年に入ると、やぎ座は、それまでの自分が大きく変わることが求められる星の流れが始まります。すでに、年末にはその兆しがくるでしょう。なので、今、どんな人と、どんなことで、どんな風に摩擦があり、葛藤を感じているか。なにを守ろうとし、なにを隠そうとしているのか・・誰にも言わなくてもよいので、自分で自覚するときです。(隠しているつもりでも、周りはとっくにわかっている可能性は高いですが)

摩擦や葛藤と、その内容をどこまで自覚できるか、受け入れることができるか、で、後にやってくる変化のときが、改革になるか、自滅になるかが決まってくることでしょう。

しばらくは、緊張度の高い、油断のならないときがづつきますが、今の月で、小さくでもよいので、誠実で着実な願いを見出し、周りとの摩擦も、自分自身を知るため、これから先のビジョンを見出す過程であり試練だと受け止めることが肝要となることでしょう。摩擦があること自体をなかったことのようにしたくなる星もあるので、そこは、最最最要注意です。

みずがめ座

みずがめ座は、12星座の中でも、今年のてんやわんやを比較的楽に、あまり難なく泳いできたひとたちでしょう。もともと変化や天変地異に強いだけでなく、本人たちが変化そのものという星であり、また、これからやってくる2000年の新しい時代の星というのもあります。

そんなみずがめ座ですが、それでも、ただただ平坦な道を歩いてきたわけでもありません。ただ、でこぼこ道を、それほど深刻にシビアにとらえず、何かあるたびに、アイディアを生かして歩いてきた、という感じでしょう。

この月の課題は、直感や感覚に従えるかどうか、ということです。みずがめ座は、素晴らしい頭脳と、時代を見越した考え方を持ったひとたちですが、理性に勝っていて、感情や感覚や勘に頼らない傾向にあります。感情を、スルーしようとする人もいます。

けれどこの月では、感情的知性をフルに活用することが求められています。それが、もともと理性重視の自分と葛藤することでしょう。

けれど今は、感覚を大切にする時。そうすると、素晴らしい気づきがあり、逆に、ものごとがスムーズに、そして着実に動いて行くでしょう。例えば、ぼんやり天井を見ながら、大好きな猫や犬とごろんとしていたら、ふと思いついたことがあった・・みたいなことが、革命的なアイディアだったりするでしょう。

すごく嫌なことがあって傷ついても、普段ならさらっと流してしまうことも、ちゃんと感情と向き合うことで、新しい発想や取り組み方が芽生えたりするでしょう。また、いつもなら周りのこと、みんなのことを気遣って我慢するところも、感情的に嫌に感じることがあったら、感情にしたがって、自分の思いを通してみたりしてみたら、意外と周りは気にしていなかった、ということもあるでしょう。

猛烈に眠気を感じるみずがめ座も大勢いることでしょう。できるだけたっぷり眠りましょう。そして、夢を覚えておくことです。これが、ゴロンとしたときのひらめきと同じく、ものすごく役に立ちます。

逆に、眠りのパターンが乱れている人たちも多いと思うので、睡眠薬はできるだけ避けましょう。頭が混乱します。

言葉に注意の星もあります。感情の琴線に触れることがあって、腹を立てたら、言葉に気をつけると良いでしょう。言葉のほうが肉体的な暴力より相手に傷を負わせるといわれてますが、気をつけたほうが良いでしょう。また、言葉にものすごく傷つきやすい星もあるので、そのあたりは、自覚を持って、なにに傷つき、なにを求めているのか一呼吸置いて感じてから、対応すると良いでしょう。

うお座

うお座は、この動乱の2020年を、怖がったり心配したりはしていなかったはず。けれど、混乱はしていたことでしょう。なにが事実でなにが嘘か・・情報を含めて、現実を現実としてイマイチ掴みにくいまま過ごしてきた傾向があると出ています。また、そこはかとない不安を感じて、現実逃避していた人も多いでしょう。

そんな中、6月過ぎから、普段はあまり考えないし、考えたくない経済面で、大なり小なりの闘いがあったことでしょう。例えば、働いていた会社から不当に解雇され、憤っているとか、思うような仕事をさせてもらえずくすぶっているとか。親に仕送りしてもらっている大学生が、親と喧嘩して経済的に苦境に立たされるとか、くるくる変わる、しかも大学生にあまり重きをおかない政府の方針で、お金に苦労するとか。この月もその傾向は同じですが、新しい展望が、経済面で見えてくる星もあります。

また、この月は、関係性、パートナーシップに良い兆しを運んできます。普段は、会えなくてもこころさえ通じていればいい、肉体よりも魂の結びつきが大切なんだよ、なんてことをいううお座の人たちですが、今の月は、ちゃんとラインメッセージにも返事をして、会って食事をして、気持ちの良いセックスもして、具体的な関係性を描き、長いおつきあいを想像して、行動してゆくと、素敵な縁の結べる時です。それが、仕事への意欲や働きぶりにも良い影響を与えることでしょう。

ただ、相変わらず、外から見ると優柔不断そうで、優しいけれど掴みどころのない、相手を騙したり、裏切ったりしてしまう、うお座特有の星も出ているので、その辺りは、意識しておいたほうが良いでしょう。のらりくらりかわしていたり、裏切ると、相手を、傷つけ、怒らせる可能性があります。

友人関係でも、葛藤が続いてきた、または、孤独を感じてきたうお座も多いと思いますが、思っていることを、できるだけ言葉にして伝えるようにすると良いでしょう。仕事をする上でも、一緒に働く人たちを、仲間として、友人として関係を持ったり、友人たちに仕事関係で恵まれるうお座です。今は葛藤や衝突の強い星がありますが、それで怖くなって後ろ向きになるよりは、向き合って、話し合うほうが良いでしょう。解決策が見出せるはずです。

おとめ座のメッセージ

『いかなることでも望みがあれば誠を尽くせ
さすれば成就する
小事を軽んじず至誠を尽くせ
小事に至誠を尽くせば誠となる
誠あるものは滲み出る
現れればいよいよ著しく
著しければ感動を呼ぶ
感動は変化を起こす
変化は万物を生育する
天下において至誠を尽くすもののみが
己と世を変えることができる』

「中庸」 第23章

これは、儒教の教本、四書のひとつ『中庸』の中の一節です。わたしは儒教思想にどちらかというと賛成している方ではありませんが、これは、今回の新月に、最高にぴったりな節です。

どんな望みでも、小さなことでも誠意をもって行ってゆけば、いつかかならず望みは叶い、自分と世の中を変えることとなる。そして、変わるということは、すべてを育てることだ、と書いています。

では、誠とはなんでしょうか。上のおとめ座を表す言葉にも出ていますが、誠意や誠実さは、おとめ座を表す代表的な言葉のひとつ。真面目もおとめ座を表しますが、真面目という言葉の意味を調べると、誠意や誠実とも出てきます。

けれど、真面目と誠実が、この頃の日本では同義語ではないように、むしろ反対語に感じられるのはわたしだけでしょうか?

真面目、というと、ちゃんと時間通りに出勤、登校し、毎日与えられた仕事や課題をこなし、休まず、世間の常識に従い、周りに迷惑をかけず、誰も驚かせず、決められたこと以外はせず、大人しく、これといった意見も持たず、みんなにとって利益に見えるようなことを行い、波風を立てない、おとなしいペットのような・・そんな人が、真面目という印象があります。

先の総理大臣も同じような印象です。最長任期を務め、病弱にも関わらずコロナやオリンピック問題と取り組み、みんなに良いような改革案を次々に出し、企業家たちや政治家たちにお金を回し、大国のアメリカの大統領たちにも取り入り、これといった悪事も働かないようで、これといった善事も働かない。これといって良いことも言わずに、これと言った毒舌でもなく、棒読みで書かれたものを読む。

けれど、みんな、どこかで分かっているのではないでしょうか。真面目そうな人ほど、怖い。

その傾向が出始めたのは、平成に入ってからかもしれません。それまでは、悪事を働く人たちは、いかにも悪そうな人たちだったのに、そういう人たちが姿やなりを潜め、今度は、いかにも真面目で、社会の規範から外れていないような人たちが、恐ろしい殺人事件や、裏で悪事を働くようになりました。

わたしは太平洋と大陸を挟んだ遠い大きな街に住んでいましたが、日本の悲惨で残酷なニュースを聞くたびに、なんて恐ろしい国、と震えたのを覚えています。特に「真面目で、おとなしい人が」家族をバラバラに切り刻んだ、とか「真面目でおとなしい人が」放火したとか聞くたびに、不気味ささえ覚えていました。

いつから、真面目という言葉が、誠実さからかけ離れてしまったのでしょうか。

先の総理大臣は、民意から離れた政治を行い、企業や政治家だけにとって利益になる政治を行ってきたことが、コロナウイルスのおかげで、明らかになりました。

その上、この首相は、病弱で発病していても、まるで小学生が皆勤賞を取るように、任期最長記録をとるまで地位にしがみつき、最後のほうは、世界的緊急時にも関わらず、代任も置かずにまともに公務を行わなかったのに、それなのに、涙の引退宣言をして引退を発表したら、それまで最悪だった国民の「支持率」が、いきなり上がったのです。

不誠実なのは、はてさて、政治家なのか、国民なのか・・・。

そうして、その不誠実さをまともに取り上げる人は少数で、同じ月の間に芸能人が、大麻を所持していたということでは、ネットやSNSで騒ぐ国民たちは、本当に誠実なのでしょうか?

政治家が憲法という、法律より上段の憲法「改定」について論議していても、ほとんど盛り上がらないのに、芸能人といえどただの一個人が大麻所有で法律違反したことにこれだけ盛り上がるのは、自分に対して、そして社会に対して誠実な人間と言えるのでしょうか?

社会的インパクト、法的インパクトは、歴史的インパクトは、憲法を変える方が断然大きいのに、そちらは、議論が盛り上がらないどころか、ほとんどないまま。けれど、一人の芸能人が大麻を持っていたということで盛り上がる国民は、もしかして、誰かに利用されているのかもしれない、ということも、もしかして考えていないのかもしれません。それって、国民として、自分に対して不誠実です。

前にも、その国のトップ(大統領や首相)は、国民をそのままに象徴するものである、ということを書いたことがありますが、日本の政治家の、この、なぁなぁに済ませてしまうところは、国民のあり方を表しているのです。国のトップが国民のあり方を表しているのは、どこの国も同じです。トランプ大統領のような大統領が出てきたのは、アメリカ人の現状と心象を表しています。(このことについては、以前、詳しく書いています)

そして例えば、日本の場合。

先の首相と内閣は、数々の改革案という名前の案を出したけれど、その多くは、前の内閣、民主党の草案でありながら、民主党を批判しても、草案は民主党のものだと国民に公表しないままやっていたことは、例えば、会社で、部下の案を盗んで自分の功績にする人たちがいるのと、よく似ています。

例えば、働き方改革案を出したはいいけれど、結局のところ、無理やり休暇を社員に取らせる一方、仕事の量が減るわけではないので会社にストレスが生じ、社員だけでなく契約社員やアルバイトの仕事が増え、残業が増え、真の改革にはならなかったように、ある上司が手柄のためだけにやった仕事は、契約内容もむちゃくちゃでさまざまな障害や不利益を生み、それでも、その上司は部署を代わるまでそのままにして逃げ、周りの部下たちがあとあと困る、という状況と同じようなものです

例えば、Go To トラベルで、東京都はコロナウイルス感染者数が多いため、都と都民はその対象にならない、と言いながら、都民の移動の規制はしていないため、結局のところ都民も休暇が必要で旅行はするし、Go Toトラベルの恩恵にも預かれない・・全く中途半端で、矛盾に満ちている。内閣、もしくは首相は、自分にとって有利な誰かにお金を渡したかっただけが結局わかる。これも、町内費を使いたいために、誰も喜ばない宴会をみんなのためだと言ってやって、区長が親しい仕出し屋にお金を流すのと、そう変わらない。

例えば、国の、いや、世界的緊急時に、長い間まともに仕事をせずに、公の場に顔も出さず、一国のトップとしてまったくもって無責任な行動をとっても、病気だからと引退宣言で涙を流せば「支持率」という同情票を得るのは、会社に働きに行っても一部の仕事のできる人に責任と仕事を任せ、自分は仕事をやる能力も気力もないため残業をダラダラしてただ残業代を稼いでも、誰にも咎められない、仕事に対する無責任な感覚の国民が多く、それが当たり前と思う国だから、まともな仕事もしない、責任もとらない首相の支持をする結果にもなる。仕事なんてどうでもよくて、お金だけが欲しい国民が、あの首相と内閣を産んだということになる。

そして、自分の醜いところ、ずるさ、卑怯さから目をそらし、楽を追い求め、ちょっとの苦労できゃいきゃい騒ぐ生活をしてきたため、少しでも本当のことを言うひとがいると、みんなで叩く。

それを、真面目と呼んできたのではないでしょうか。

何度も話題に出してきた、自殺して亡くなった三浦春馬さんが、生前、俳優仲間の東出さんの浮気が発覚した時に、多くの人が東出さんをバッシングし、誹謗中傷がひどかったことに対して「そこまで言うことだろうか」というようなことを言ったら、三浦さんが今度は激しいバッシングを受けた、というふうな記事を読みました。

明らかな矛盾です。

日本のように、浮気や強姦が当たり前に行われている国は、世界広しといえど、経験上それほどないと思うのですが、そんなに騒ぎがあったということに、逆にわたしは驚いたものです。みんな、やってるのに、なぜ?って。

要するに、『日本流真面目』という、仕事はしないが泣けば許される、浮気はしてもいいけどバレるのはだめ、というような、『不誠実な真面目』という、日本の常識に反することをすると、みんなで大騒ぎする、ということにはならないでしょうか。

しかし今、その矛盾と不誠実さに満ちた「真面目」について考える時、真の真面目さと誠実さを実行することが求められている星の位置です。

それは、儒教で求められているからとか、キリスト教においても誠実さが求められているからとか、そういうことではなく、不誠実に生きると、その人が不幸になり、そして、不幸な世の中になるからです。

日本は、世界でも最たる幸福度の低い国。日本人の幸福度の低さと、不誠実がまかり通り、日本流真面目が大手を振ってきたことは、直接関係していることでしょう。人は、自分の誠、自分の可能性、自分の真実を生きてこそ、輝けるからです。そして、人はみな、国籍、人種、性別、社会的地位、貧富の差、すべてに関わらず、自分の可能性を精一杯生かし、輝くことを求めているからです。

誰も、くすぶった、鬱々とした、気持ちの悪い、どこかがいつも痒いような、万年便秘のような、怒りがお腹の底にたまって何かあるとすぐに爆発しそうな、自分が存在している理由がさっぱりわからないけれど死にたくないから生きているような、誰彼の悪口を言いたくなるような、それでいて罪悪感と劣等感に満ちた・・・

そんな人生を送りたいわけではないのです。だから、幸福度が低いのです。満足感を感じられないのです。

今、誠実さが求められているのです。

小さなことから、誠実な日々を送るよう・・さすれば、それが大きな答えになって返ってきますよ、という、まさしく、そんなメッセージがこの新月に込められています。

誠実なものを食べ、誠実な話しを聞き、誠実な言葉を吐き、誠実な仕事をし、誠実な関係性を持ち・・・

生きれるように、願う時です。

あなたがこれまで誠実に生きてきた、誠を尽くしてきた、というのであれば、きっとあなたは今、輝きながら生きていることでしょう。

けれど、そうでなければきっと、あなたも変わらなくてはならないでしょう。

そして、誠実に生き始めると、さまざまな障害、苦労と真っ正面から向かい合うことが求められるでしょう。矛盾や、嘘や、いじめや、しかとや、裏切りや、ごまかしや、そんなものを自分自身がやめるだけでなく、傍観することも、関わることも、やめなくてはならなくなるから、勇気も必要になります。

けれど、アメリカ西海岸でずっと火災が止まらず、西海岸の歴史的最大惨事、とアメリカでは呼ばれていますが、これまで、温暖化なんてない、一部の環境マニアックの人たちの言っていることだ、と言って、好き放題車に乗り人々も、好き放題二酸化炭素を排出してきた企業も、目を覚まさざるを得ない状態になってきています。自然に対して、命に対して、地球に対して、誠実であることが求められています。

これと同じように、個人レベルでも、一人一人の中に起こっている火災と向き合うことが求められています。あなたの中にある、怒り、ジレンマ、恨み、苦痛は、あなたの中にある誠意が、誠実さを求めて燃えているのです。そして、あなたはあなたの炎を鎮火する消防士とならなくてはなりません。誠実さを取り戻さなくてはなりません。もし、あなたの中で燃え盛っている不誠実による炎を無視したら・・結果は見えています。

炎と向き合う勇気と、誠実さを取り戻すときです。

まず、あなた自身に対しての誠実さを。

それが、大きな変化と、望みを叶えることに繋がることでしょう。

最後にもう一度記しておきます。

『いかなることでも望みがあれば誠を尽くせ
さすれば成就する
小事を軽んじず至誠を尽くせ
小事に至誠を尽くせば誠となる
誠あるものは滲み出る
現れればいよいよ著しく
著しければ感動を呼ぶ
感動は変化を起こす
変化は万物を生育する
天下において至誠を尽くすもののみが
己と世を変えることができる』

「中庸」 第23章

・・・・・・

文・写真 by さっか

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