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「都会」

#歌詞の研究

きょうは大貫妙子さんの名作「都会」をフィーチャーします。まずはお聴きください。

1977年発売レコード「SUN SHOWER」より、「都会」でした。

なんて清々しい、澄み渡るようなお声と楽曲。なんでもこの楽曲と収録レコードは世界的に人気で、これを求めに外国人が来日するほどの人気ぶり。2017年にはレコードが再販されたようですが即完売だったそうです。

欲しいです!!!!中古販売サイトやフリマアプリを毎日のように検索しています(でも定価の倍以上のおねだん爆)。

ということはさておき、この楽曲の素敵だなあーと思うところは、爽やかな楽曲と美しい大貫さんの歌声。そしてそれらとは相反するように、華やかさに埋もれ漂流する「女」が描かれているということ。

この舞台が「新宿」であることは、岡村靖幸さんのラジオ番組「岡村靖幸のカモンエブリバディ」(2019年NHK FM)で大貫さんが話してました。

「新宿」と「女」というワードから想像すると、ちあきなおみさんの「赤とんぼ」とか藤圭子さんの「新宿の女」のようなコードに乗った”女の悲哀”を思い浮かべるだけに、大貫さんのこの曲は楽曲と歌詞のギャップにグッときます。

女を「女」とはっきり歌うのも斬新。「都会」に溺れてしまった「女」は、ちゃんとじぶんをみつめてさよならするという決意を感じます。家に帰ってもう一度人生をやり直す「女」は、きっとかわいさを取り戻すのでしょう。この「女」の子の人生を応援したくなります。

坂本龍一さんに依頼されてアレンジ、カバーしたという岡村靖幸さんver.も素敵です。女の恋心とか純粋な気持ちがこんなにもハマって心地よい男性アーティストはなかなかいないと思います。

「都会」ぜひ聴いてみてください。

繰り返します。LP欲しいよお〜〜〜

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