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自分の好きなものの見つけ方

このご時世、

『自分の好きなことを仕事に』
とか

『趣味を謳歌して…』
なんてよく聞きます。

でも、自分の好きなものはこれですと明確に言い切れる人ってどれほどいるんでしょう。


気付いていない"好き"


わたしは手仕事という趣味が高じて生業にしています。

仕事柄、自分の好きを突き詰めることは多くあり、自分の内面に向き合うことを強いられます。


自分が気付いている"顕在的な好き"と、気付いていない"潜在的な好き"。

今回はわたしが見つけた潜在的な好きの見つけ方を、ここに残しておこうと思います。


感性で買う

わたしなりの好きの見つけ方は、ジャケ買いをすること。

パケ買いともいうでしょうか。

表紙の印象で、本を買います。


実は中身は興味がなかったり、今の自分には難しかったりするのだけど、それでいい。

その瞬間は無駄遣いしちゃったかなって不安になるけれど、全然OK。



わたしが普段本を買う時は

・興味がある内容か
・面白いだろうか
・積読になったらもったいないなぁ…

なんて、ただの浪費にならないように考えながら選んでいます。


でもこの時だけは。

シンプルに感覚だけで本を選ぶ。
そして買ってみる。

心が動いたもの、ピンときたものを買う。


未来の自分へのプレゼント


正直なところ、その瞬間は失敗することもあります。

あぁ、あんまり面白くないやとか、3ページ目から進まないとか。


でもこうやって感性だけで買った本を並べて、俯瞰で見てみると、ある共通点が見えてきたりするんです。

それが本質的に自分の好きなものかなって。


わたしの場合は高校生の頃から1年に1,2冊ずつ、大人になってからは不規則に、そういう本が増えていきました。

それらをずらっと机に並べると驚くほどにグリーンそして動物がいるんですよね。


森と動物が表紙に描かれている率がとっても高い。

内容は全く違うんですけれど、本当に不思議ですよね。


30代になってみてようやく、20歳頃に買った本を面白いと思って読めるようになってきました。

最終的には自分が本に追いついてきて、伏線回収みたいな感じです。


当時は知る由もなかった、わたしの潜在的な好き。

それは自然が好きという気持ち。


今のわたしは植物栽培が好きで、リフレッシュには緑の多い場所へ行きます。

手仕事が好きで、とうとうそれを仕事にしました。


当時はそんなこと、カケラもなかったのに。

本質的には求めていたのかなって思ったり。


好きを見つける方法はたくさんあります。

でもわたしは、この長い年月をかけて自分を知るという行為がプレゼントのようで楽しくて。


今後も続けていったら40代、50代になったときにはまた違う世界が見えているのかもしれないですね。

ちょっとした自分探しに、ぜひオススメです。


ではでは。

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