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地元に戻るタイミングはいつ?

「11月末で有効期限が切れるから。帰ってきたら?」
という兄からの連絡に二つ返事をし、急遽、帰省することにしました。

有休休暇はまだまだ残ってはいますが、通院や今後具合悪くなった時のために、翌年に繰り越した方がいいのかな?と思い…。
有休2日、リモートワーク(こっそり)2日で予定を組み、福岡へ。

例年あまり帰省しないのに、今年は何度も帰省していたら、親に不審がられるかな?と思いつつ。
「兄からチケット貰ったから」
という大義名分を引き下げ、福岡空港に降り立ちます。
「さ…寒い…」
その日、今年初雪が降ったらしく、寒い、寒い!
(11月なのに!雪!)
スーツケースから厚手のコートを取り出し、羽織ります。

流石に、告知後二度目となる帰省のため、度胸もつき、前回のようにウッカリ涙腺が緩むことはなく。
告知前と変わらない感じで帰省できました。

私は、小さい頃は泣き虫でした。
ちょっとしたことで、すぐ、
「うわーん!! お母さーん!! お兄ちゃーん!!」
と泣いてましたが。
(父を呼ぶことはない 笑)

世間の荒波にもまれ、すっかり心も身体も逞しくなり、一人で何でも対応できる図太さを手に入れることが出来ました。
良かった、良かった 笑
まぁ、女性としては、もう本当に、全く、これっぽっちも、可愛げはないですが!
あはは。はぁ… 苦笑

「そろそろ地元に戻ってきたらどうか」

今回の帰省でも、皆にそう言われました。
確かに、確かに。
東京で家庭を築いているわけではない、気軽な独り身。
両親に孫を見せるという一番の親孝行は出来ないので、実家に戻って両親の面倒を看るのが、現時点での一番の親孝行なのだろうけど。

病気になってしまった今となっては。
私が親の介護をするどころか、逆に、親に私の介護をさせることもあり得るわけで。
でも、親には、私の弱っていく姿は絶対に見せたくないし。
となると、死の前日まで一人暮らしして、親の前では元気で健康な娘として過ごしたいな、と思うわけで。

今回、父は
「こっちに戻ってきて料理屋でもやれ。
 立地条件が悪くても、美味しければ口コミで人はくるから」
と、帰る間際まで言ってました 笑

お父さん!
私の料理は、ただの家庭料理だから!!
料亭の味じゃないから。
お客さん、わざわざ遠くから食べになんか来ないよ。
でも、祖母宅の近隣は、飲食店がないって言ってた。
ならば、憩いの場兼食事場所の提供くらいの、こじんまりとしたお店なら、アリかも。
但し、全く儲けのないお店になりそうだけど。

と、一瞬考えて、飲食店開業に必要な資格を取りに行こう、なんて思ったりもしました 笑

一番現実的なのは、福岡支店に異動願いを出して。
一人暮らししながら、福岡の病院に転院して治療。
週末は実家に戻って、両親と過ごす。

のが、一番いいのかな。

県内外に営業所もあるけれど、入社以来、本社勤務しか経験のない私は、営業所業務は全く分からないし。
支店ならー…辛うじて、管理部門の業務くらいは出来そう…かな。
本社の人間は、ただでさえ煙たがられるから。
本社からきて、且つ、病人となると、迷惑だろうな、ははは。はぁ…。

異動して地元に戻って、暫くして休職。
傷病手当が切れたら、退職。
で、失業保険で遊ぶ、もとい、暮らす。
が、良さそう?

死ぬ直前まで働きたくはないから。
呼内先生!
私、一人暮らししながら問題なく働けそうな年数は、どのくらいですか?
または、日常生活に問題ない状態でいられるのは、あと何年ですか?
予想が外れたからって、先生のこと、決して責めたりしないから。
主治医としての至極真っ当な返し(つまり「分からない」)ではなく。
先生の本心が知りたいです。

まぁ、先生は、絶対言わないだろうけど。

でも、そろそろちゃんと、色んなことについて、真剣に考えないといけない時期にきてる気がします。
時間は有限だから。
今の状態は、永遠には続かないから。
親もいつまでも生きてるわけではないし。
どうなっても大丈夫なように、準備だけはしておかないと。
人に迷惑をかけるのだけは、避けたいものです。

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