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つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!

「こんな方にオススメ」
・老後の生活資金に不安がある人
・投資について学びたい人
・お金を増やしたい人


老後の資金計画、大丈夫ですか?

せっかく貯めた資産も、取り崩し方を間違えるとあっという間に底をついてしまうかもしれません。

本書は、資産運用で最も重要な「下り坂」に特化した、老後の不安を解消するための決定版です。

さあ、あなたも本書を手に取って、老後の「下り坂」を賢く乗り切り、豊かな老後生活を手に入れましょう!

3分で読める本要約(管理人)





①投資信託を1本

リスク資産を1本化すれば、資産の管理と取り崩しのオペレーションを簡素化できます。
本書では、全世界株式インデックスファンドを推奨します。
理由として「資産管理がシンプルになる」「内側のリバランスが不要」などのメリットがあるからです。


②取り崩し方法

取り崩し時に毎月5万円を取り崩す場合、
ファンド価格が高い時は受け取る口数が「減り」ます。
ファンド価格が安い時は受け取る口数が「増え」ます。

しかし本来、「取り崩し期」では、
ファンド価格が高い時は「多めに取り崩し」
ファンド価格が安い時は「少なめに取り崩す」べきなのです。
これは、資産を長持ちさせることが優先されるためです。


③取り崩し率は3%

早期リタイアの取り崩し戦略として、しばしば4%ルールが取り上げられます。
しかし、先に「4%」を決めてしまうと、それに見合ったリターンを求めなければならなくなります。
はたして、老後にそのリスクと付き合っていけるでしょうか。
よって、本書では取り崩し率「3%」を推奨します。


④定率取り崩し実践方法

取り崩し方法は「安全資産50%:リスク資産50%」の比率をリバランスしながら「年に一度資産」を引き出します。
例)安全資産=預金(2,000万円):リスク資産=全世界株インデックス(2,000万円)を年に一度「3%」で取崩す場合。

「1年目」
年末時点での総資産額4,000万円×3%(定率取崩し率)=120万円(取崩し額)
(4,000万円-120万円)÷2=1,940万円へリバランスするには?

預金:2,000万円-1,940万円(取崩し後)=60万円
全世界株イ:2,000万円-1,940万円(取崩し後)=60万円
それぞれから60万円を取崩す

「2年目」(ファンド価格が8%上昇)
年末時点で預金(1,940万円):全世界株イ(2,095万円)となり、資産総額は4,035万円に増加しました。
年末時点での総資産額4,035万円×3%(定率取崩し率)=121万円(取崩し額)
(4,035万円-121万円)÷2=1,957万円へリバランスするには?

預金:1,940万円-1,957万円(取崩し後)=-17万円
全世界株イ:2,095万円-1,957万円(取崩し後)=138万円
預金が-17万円のため、138万円(全世界イ)-121万円(取崩し額)=17万円を預金へ

「3年目」(ファンド価格が11%下落)
年末時点で預金(1,957万円):全世界株イ(1,742万円)となり、資産総額は3,699万円に減少しました。
年末時点での総資産額3,699万円×3%(定率取崩し率)=111万円(取崩し額)
(3,699万円-111万円)÷2=1,794万円へリバランスするには?

預金:1,957万円-1,794万円(取崩し後)=163万円
全世界株イ:1,742万円-1,794万円(取崩し後)=-52万円
全世界株イが-52万円のため、163万円(預金)-111万円(取崩し額)=52万円で全世界株イを買増す

このように、割合が減った資産に資金が戻り、安全:リスク資産とも「元の比率」に戻るわけです。
これが、「年に一回手動で売却+リバランス」方法です。
※ファンド売却時の税金は考慮していません。


『まとめ』

資産の取り崩しは「定率で3%」。

安全資産(預金):リスク資産(全世界ファンド)の「比率」を50%:50%にリバランスしながら、「手動」で年一回の取り崩しを実践する。


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