もしアドラーが上司だったら
「こんな方にオススメ」
・仕事に悩んでいる人
・アドラー心理学に興味がある人
・より良い人間関係を築きたい人
①「やらされている」と嘘をつかない
アドラー心理学では「やりたいけどできない」を人生の嘘と呼ぶんだ。
それは単に「やりたくない」だけだ。
「痩せたいけど食べたい」んじゃない。
単に「食べたい」だけ。
意識と無意識が葛藤することはない。
君たちが葛藤していた「山盛りの仕事はしたくない」けれど「今の仕事は続けたい」なんていうのは葛藤じゃないんだ。
「やりたくないからやらない」もしくは、「今の仕事を続けたいから山盛りの仕事も片づけたい」そのどちらかなんだ。
②不完全な自分を自己受容
「自己肯定」と「自己受容」は違う。
「自己肯定」には理由が必要だ。
そして多くの場合、その理由は「機能価値」から引っ張ってくる。
つまり「自己肯定」とは条件付き肯定だ。
だから売上ランキング上位から滑り落ちて条件がなくなってしまうと「自己肯定」ができなくなる。
まさに「機能価値」と「存在価値」をごちゃ混ぜにしてしまう考え方、それが「自己肯定」という考え方だ。
一方で「自己受容」に条件は不要だ。
弱さや不足がある、不完全な自分をありのまま受け入れる。
「人間だもの。弱さもあるさ。できないこともあるさ。失敗もする。」そうやって、飾らず自分を受け入れる。
それこそがつまり「存在価値」を認めるということに繋がる。
③毎日誰かを喜ばせる
自分を勇気づける、次のステップ。
それは、相手を勇気づけることだ。
相手を勇気づけると自分も勇気づけられるんだ。
これは、自分で自分を勇気づける以上に大きな勇気づけになるんだ。
勇気とは困難を克服する活力だ。
それは「自分は相手に貢献でき、誰かの役に立つことができる。自分には価値があり、能力がある」そう思える状態だ。
君が誰かを勇気づけると、相手の表情はパッと明るく輝くだろう。
すると、それに連られて君までも表情が輝くだろう。
なぜならば君は「自分は相手の役に立っている」と強く実感できるからだ。
④誰の課題か明確にする
「人の目ばかりを気にしている人は、自分のことしか考えていない人である。」アドラーの言葉です。
人は弱い動物であり、助け合い協力し合わねば生きていけない。
だから、僕たちにとって誰かの役に立つ、つまり貢献することが最も大切だ。
そして、貢献ができたとき社会の中に居場所が見つかり安らぎを感じる。
貢献と一言で言っても、相手には相手の考え方がある。
喜び感謝する人もいれば、余計なお世話と拒絶する人もいる。
なので、君が君なりの善意で「相手のため」と信じて行動したのであればそれでいいんだ。
「それは誰の課題か?」を明らかにして、自分の課題だけに集中する、他人の課題を解決しない。
感謝されたい。認められてい。バカにされたくない。
しかし、それらは全て僕の課題ではなく、相手の課題だ。
僕が相手の心の中を変えることなどできるはずもない。
できないことをやろうとするから苦しい。
『まとめ』
自分の人生に嘘をつかない。
自己受容とは存在価値を認めることである。
相手を勇気づけることが、結果的に自分を勇気づけることになる。
「それは誰の課題か?」を明らかにして、自分の課題だけに集中し、他人の課題を解決しない。
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