このおじ【このおじさん誰ですか?】
こんにちは!Recept代表の中瀬です。
本日も、一時事業は立ち上げたが消えてなくなったシリーズです。
事業概要
共同創業者の大島からもらった意見で、企業の役員陣やお偉いさんが就任しているが、何がすごいのか分からない、平社員からするとどういう人なのか分らない、というモノがありました。
その時期メディア事業で社長へのインタビューをしていた経緯もあり、もっと企業役員のバックグラウンドや人柄にフォーカスした社内広報企画をサポートする事業、「このおじ【このおじさん誰ですか?】」を立ち上げました。
ここまで聞いて察した方はいるかもしれません。
この事業は一度も日の目を浴びることなくインターネットの海で漂流し、消え去りました。
立ち上げに至った経緯
元々メディア事業を行っていて、広告記事の執筆で、マネタイズができるようになっていました。
そんな時に、我々の恩師と呼んでも過言でない人物と食事に行きました。
その恩師は誰でも聞いたことがあるような大企業に勤めている方です。
その方から、やはり役員陣などシニア層と若手層の交流に対して、会社が積極的に投資しているという話を聞きつけました。
そして、大島の職場でも、「ありがとうポイント」を毎週みんなで投票しあって、一番「ありがとう」を溜めた人が役員陣とランチに行けるという制度があるとのこと。
そのランチはもちろん会社の経費だそうです。
この、ありがとうポイントサービスにも一定のお金が払われているはずです。
ここでビジネスチャンス
さて、大企業がこういったところに投資をしている。
そして、我々はメディア事業を通じて、人の魅力を引き出す記事を書くことができる。
しかも有償で行っている、ある意味プロであるわけです。
これはうまく行く匂いしかしないだろうということで、このおじを立ち上げました。
絶対に実装しない
サービスの開始時は絶対に実装しないことを心に誓っています。
これは過去の失敗から学んだ鉄の掟です。
まずは最低限の価値提供ができるシステム(といっても裏では手動で動いていたりする)と、LPを作成します。
今までの失敗のおかげで、LPは30分もあれば作れるようになりました。
さあ、サービスリリース!
SNS、プレスリリースを出したうえでテレアポ、フォームアポを取りに行きます。
ここまで行けば企業に売り込むだけです。
結果、
「君ら何言うてんの?」
みたいな空気になりました。
何を学んだか
ここまでの文章の書き方的にも、こんなの絶対うまく行くはずがないだろうと思ったかと思います。
が、案外私の中では、今でも面白いな~と思うことがあります。
メディア事業の経験が生きていて、ユーザーの心に訴えかけるというか、人間としての心の琴線を動かすことに集中していてよかったなと思うのです。
しかし、このサービスを続けるほど体力がなかったです。
ホームページの受注やメディア事業をやっていればお金はもらえるわけです。
そんな中で「なぜ俺たちがやるのか?」という問いに答えられなかったです。
まとめ
本当に当たり前のことなのですが、なぜ、自分なのか?
この問いに客観的に答えられるものでないといけない、そんなことを学んだ。
それがこのおじ【このおじさん誰ですか?】です。
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