茶会で 湯気

ある茶席、釜の口から盛大に湯気が上がっています。茶筅通しを見ていたら、だいぶお湯は熱そうでした。

水指の蓋は開けましたが、水を入れません。恐らくこんな場合、水を加える事を習ってないのかも?

薄茶が点ち茶碗が出されましたが、半東さんも困る様な熱さ。亭主から「お煮えが立ち過ぎの様です。どうぞごゆっくり、御召し上がり下さい」声がかかりました。

(今日は格別冷え込むので、この湯気が目にも暖かくご馳走です。皆様もそうお思いでしょう)連客にふりました。
仁清調色絵茶碗なので、手取りも熱い!

そこで懐中から使い帛紗を出し、それに茶碗を乗せて頂きました。見慣れない光景だったのか、連客が見ています。

次客の弟子が「先生、古帛紗はツカワナイのですか?」聞いて来たので(私が頂いたのは、薄茶。茶碗も色絵だったでしょう)こう返答しました。