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フレディ・マーキュリーと「映画」

世界的ミュージシャンの中には、ミュージシャン兼アクターの人がいますよね。真っ先に浮かぶのが、ミック・ジャガーです。彼はローリング・ストーンズのボーカルをつとめながら、演技にもチャレンジしていましたよね。デヴィッド・ボウイもそうでした。

では、フレディ・マーキュリーはどうだったのでしょうか?映画に出たりしていたのでしょうか?

残念ながら、というか、ファンとしては半分ホッとするところですが、フレディは演じることには全く興味はなかったようです。

では、映画は好きだったのでしょうか?

そこで、今回はフレディが好きだった、よく観ていた、あるいは観たことがある映画についてです。

率直に言うと、フレディが映画館で映画を観たのは二度だけだそうです。

友人であり、側近のピーター・フリーストンによると、フレディはじっと座っていることが大嫌いで、数時間座っているのは耐え難いことだったそうです。

とはいえ、オペラ鑑賞は好きだったはずですし、来日時には歌舞伎や劇団四季の公演も鑑賞しているし、そこまでだったかな?と少し疑問に思います。


◼️フレディが映画館で観た映画

その1、『レイダーズ 失われたアーク《聖櫃》』

1981年公開の映画ですね。場所はアメリカ、マンハッタンの映画館だとのことでした。

インディ・ジョーンズとは。意外と王道の映画を観ていたのですね。

こちらの映画では、上映中に前に座っていた観客の面白い一言がフレディのツボに入って、フレディはお腹が捩れるほど笑ったそうです。(内容はたいして面白くないので割愛します。フレディの笑いのツボは案外浅いのかも)


その2、『ネバーエンディングストーリー』

ドイツ、ミュンヘンの映画館で鑑賞したそうです。こちらは1984年公開の映画ですね。原作「ミヒャエル・エンデ」の「はてしない物語」は有名ですよね。

この作品は小説でも読み、映画も観たことがあるので嬉しかったのですが、フレディはこんなファンタジーな映画を観ていたのか?と少し驚きました。

…しかし、フレディは「もう出るよ、サイテーだ!」と、途中で退出したとのこと。

理由は、ドイツの映画館故、吹き替えがドイツ語だったので、さっぱり理解できなかったからだそうです。しかし、フレディの場合はそれ以上に、他の人が笑っているのに、自分はその笑いについていけなかったことにイライラしたとのことでした。

海外在住時などにあるあるかも知れませんが、言葉が通じない国で周りが笑っていると、なんだか自分のことを笑われているんじゃないか?と疑心暗鬼になってしまうことがありますよね。自分が笑いについていけなかった時、フレディはそんな場面に非常にイライラしていたようです。


◼️フレディが自宅でよく観ていた映画


その3、『お熱いのがお好き』

フレディが自宅のテレビで繰り返し観ていた映画が、『お熱いのがお好き』でした。

『お熱いのがお好き』は、マリリン・モンローの例のスカートふんわり映画かと思いましたが、それは『七年目の浮気』でした。


その4、『ザ・ウィメン』

ジョージ・キューカー監督の『ザ・ウィメン』もよく観ていたそうです。全く知らない映画です…。


その5、『悲しみは空の彼方に』

こちらの映画は、特別お気に入りだったそうです。この映画では珍しくフレディが涙していたそうです。

ご存知の方いらっしゃれば、フレディが涙していた場面はこちらです。

「ファニタ・ムーアの放蕩娘がファニタの葬式に間に合わなかった場面」なんですって。

私は観たことがないのでなんのことやら?ですが、また観てみようかしら。


みなさんのご存知の映画はありましたか?

紹介しておきながら、インディ・ジョーンズとネバーエンディングストーリーしか知りませんでした。

フレディの好きな映画と被っていたら、フレディと感性が似ているのかも知れないですね。