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生きるって意外と悪くない。

幼稚園のぶつかり事故について書こうと思ったが、こっちのほうが気になったので書いてみる。


取材した私自身も、米田さんの言葉から勇気や元気をもらった1人です。当時、私も職場や仕事での人間関係などに悩み、心身ともに苦しい思いをしていました。

私は米田さんに、感謝を伝えました。

「米田さんに出会って、仕事への考えや人との関わりの考えが変わりました。仕事で失敗したら、すぐに自分を責め、落ち込む自分や弱い自分が嫌いでした。やらなきゃいけない仕事をおろそかにしているように見える同僚も許すことができませんでした。でも、米田さんが『自分を大切にできない人は、他人も大切にできない。そして、自分の正義感を他人に押し付けてはいけない』と言ってくれたことで、自分の考えを変えなきゃいけないと思うようになりました。今、私がこうして前を向けるのは、米田さんのおかげです」

金を無心され続け…実の母との関係に苦しんだ女性が、里親の葬儀で再会した運命の人 HBC 宮下記者

 生まれてすぐ里子に出され、その後実母とともに暮らすもうまく行かず、児童養護施設に移り、成人後も実母に金の無心を受けるが、里親に支えられ、今は里親のお孫さんと結婚。ピラティスの教室を開く傍ら、里親などに向けた講演活動を行なっている米田さんの記事。
 
 米田さんもなかなかに壮絶な人生を生きてこられ、何度も折れかけたと思うが、それでも生きて、幸せや温かい居場所を得ることができた。それは、キッツい現実に負けずに米田さん自身が腐らず、やるべきことをやって、誰かのせいにせず、しっかり生きてきたからこそだと思う。

 そして、関わった記者も取材をする中で自分自身と向き合って、その言葉に感じる部分があって、それを言葉に出し、関わりを持つ。それってすごく大切なことだと思う。それは、世の不幸や自分の不幸を呪い、恨み、ひたすらに他者を攻撃する行動より、ずっといい。

「自分を苦しめるのは人だけど、助けてくれるのも人だから、人と関わりたくないって思っても、結局関わるんだよね」

米田さん

 他者を攻撃することでしか自分の生きる意味や場所を求められない人には、綺麗ごとにしか聞こえないかもしれないが、もう少し自分や周りを見回したほうがいいと思う。
 自分が正義と思うのは勝手だが、何をやってもいいわけじゃないし、それを続けて自分の居場所が見つかると思ったら、大間違いなんだから。

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