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【就活コラム】元甲子園球児の就活生

【大阪梅田就活スクール】で体育会学生の記事を読んだ4年生男子学生が、就活無料セミナーを受講しました。体育会学生の強みを発揮して大手人気企業(メーカー)の内定を1社持っており、第一志望の大手証券会社を目指して就職活動を続けていました。

就職活動状況を確認すると、大学キャリアセンターや新卒応援ハローワークなど、さまざまな就職支援施設で就職相談を受けており、相談員の不満を口にしていました。1時間程度の個人面談は、就職活動の問題点や課題の発見・明確化だけで終わります。履歴書・自己紹介書とエントリーシートの添削や面接の改善・修正にはさらに時間がかかります。個人面談は継続して受講しないと、効果的ではありません。

その学生は、履歴書・自己紹介書やエントリーシートは持参していませんでした。自己PRについて聞くと、高校時代の甲子園出場エピソードと大学体育会空手部のエピソードを並列してアピールしていました。採用面接では、2つのテーマと違うエピソードを短い時間で一度に話すと、聞いている面接官は話の焦点が定まらず、印象に残りません。

自己PRの基本は、大学生活の中からテーマを選ぶことですが、甲子園で活躍したエピソードなら採用担当者は好意的に印象形成をしてくれます。課題解決力・精神力・忍耐力、またチームワーク力などを十分に備えた学生と判断します。

体育会空手部のエピソードを話す理由を聞くと、大学ではケガで野球を続けることができず、新しいことにチャレンジしたことをアピールしたかったようです。甲子園出場経験のある就活生はほとんどいません。私の10000人に及ぶ大学生の個人面談でも、過去に1名だけです。

証券会社の面接では、甲子園出場という貴重な経験を証券会社の営業の仕事に活かせることを具体的に話すようにアドバイスを行いました。また、証券会社を志望する理由は明確ではなく、証券会社の社会的役割や、証券会社各社の特徴や強み、また同業他社の比較について調べるように話しました。

その学生は1時間の面談後、「役に立ちました、参考になりました。」とお礼を述べて帰って行きました。個人面談で満足する学生は、少し心配になります。アドバイスは頭で理解できても、面接で実践できるかどうかは未知数です。個人面談や模擬面接は、最低でも3~4回継続して受講したほうが結果につながります。過去の「大阪梅田就活スクール」受講生は、3ヵ月以上継続受講する学生が大半です。

大学キャリアセンターの個人面談では、相談員を指名ができない場合は継続支援ができません。学生だけでやれることは、限りがあります。就職活動はできることを全てやらないと、上位校の学生や経験豊富なライバルには勝てません。時間とお金も含め使えるリソースは全て使い、なれる最高の自分を目指し、第一志望の企業から内定を獲得しましょう。

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