精神障害での悩みというのは、今はいい薬ができて投薬治療がうまくいっていれば、社会復帰している人も多く、また、マスメディアなどで取り上げられて、昔のような悲惨さなイメージは払拭された。
ただ、精神疾患単体での問題というよりも、経済的貧困や知的障害、家族問題などが複合的に絡み、福祉という枠内での対処が必要なことはある。
その中で、誰もが避けて通れない性の問題については語られることが少なく、問題を見ないふり、なかったことに、闇から闇に葬り去られるものとして、福祉の枠からも、はみ出されてきた。

ワンちゃんやネコちゃんたちは、繁殖向けでなければ、去勢、避妊手術を受ける。
性の問題からは、解放される。
人間は性の問題に向き合い続ける。
そのことに果たして意味はあるのか。
性の解放は果たしておきるのか。

私が生きている間に是非とも解決してほしい問題である。
そのためには積極的な意見交換が必要だ。
タブーをタブー視に。