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思い出話 その三

今日は私のお風呂事情について、つらつらと書き出してみたいと思います。まずは、お風呂は昔から基本的に一人で入ってました。時折姉や父と入りましたが、不思議と母と兄とは入ったことがありませんでした。その中で私の記憶の中に、一度、いとこの男の子と入ったことがなぜか忘れられません。何故にそんなシチュエーションになったのかは定かではありませんが、昔から叔父たちの家族とは交流があり、従兄たちとも一緒に遊んでいたものです。今のようにテレビゲームなどはなく、カードゲームが主な遊び道具でしたが、とても楽しい記憶です。父には何人かの弟と妹がいて、出身地の九州から父を頼って叔父たちが上京してきました。そして、それぞれ、お嫁さんをもらい、従兄や従妹たちが生まれました。
お風呂事情から話がそれましたが、話をもとに戻すと、その、一緒にお風呂に入った男の子は私と同い年で、二歳違いかな?の弟がいました。その叔父一家の子供たちと遊ぶときには、向こうは二人一緒、こちらは何故か私一人のことが多かったです。トランプして遊んだりしました。その従弟たち兄弟は仲が良く、兄妹仲の悪かった私はちょっと羨ましかったです。なんだろう、その従弟のことを思い出すといろいろと不思議な記憶にたどり着きます。まずは、私の結婚式の時にその従弟たちも呼んだのですが、その一緒にお風呂に入った方の従弟が、披露宴の様子を写したカメラに思いきり嫌な顔して写っていたこと、父が亡くなった時に、その従弟たちも来てくれて、すでに夫も亡くしていた私でしたが、焼香は私の長女と並んでしてくれたこと、など、なんだか、えっと、記憶をたどると、私のことが好きだったのかなと勘繰りたくなる、そんな気持ちになります。
肝心の私の気持ちはどうだったかというと、なんか、嫌いじゃないけど、あまりに近すぎて、思いを形にするのも私の中の子供の部分がもじもじとするだけです。
初恋とも違う、私の中のお風呂事情に分類されるそんな思い出です。