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経理のオバハン その2

僕の働いている会社の経理のオバハンは

もうすぐ定年間近だ

もともと大阪のどこかの社長と結婚していたが

旦那の浮気かなんかで離婚して

九州まで移り住んできている

多分地元はここ九州みたいだ

頭の悪いボンクラ息子が2人いて

たまに会社に来ている

その息子は

堂々と会社の表から入って来ずに

会社の裏側で

なにやらその経理のオバハンと話しているのを見かける

まずこの時点でその息子は男らしくない 笑笑

そもそも

成人した大人が母親の会社まで訪ねてきて

なんの相談があるんだ?

しかも毎週なにかしら来ている

僕も娘4人をもつ父親だが

父親は単なる役割でしかないと考えている

親とは子供が一人で社会で生活していけるように

育てることがその役割だと思う

親が子に教えることはたったひとつだ

自分でできることは自分でしなさい

それだけだ

だから僕は子供の学校までの送迎なんかはやらない

もちろん娘たちが保育園に通っているときは

していた

だってそれは子供達が

一人では家に帰って来れなかったからだ

僕はお酒を飲んで終電がなくなっても

5キロ6キロは歩いて帰ってくる

よく奥さんを迎えに来させたりする

関白旦那をたまーーーに見かけるが

僕の妻は酔っ払った僕を迎えに行くために

僕と結婚したわけではないからねって

思っている

そんな姿を子供達に見せるのも

親としての役割だと思っている

親がなんでもかんでもしてしまうと

親がしてくれなかったから

こうなったんだと言い訳をする

ダメな大人になることが多い

こいつポンコツだなぁって思うときは

だいたいそんな感じじゃない?

どういう結果になってもその結果を受け入れることから

なんでも始まる

そして苦労は財産だ

あの苦労があるから今の自分がある

ちょっと振り返ってたくましくなった自分を

誇らしく思って生きることは

そんなに悪くない


僕の会社の経理のオバハンは

その母親グセを仕事に持ち込むから

かなりクセが悪い

仕事で失敗して困ってる奴の失敗を

隠そうとしたりする

これがまた嫌いな奴の失敗は大声でアピールするから
 
かなり恨まれている

人生において失敗を隠すと

当たり前だがまた失敗するだけなのだ

そもそも失敗という概念は

成功という言葉に置き換えない限り

失敗は永遠と続く

多分だけど発明王のトーマスエジソンは

電球が点灯しない成功を999回繰り返して

1000回目に点灯したと考える人だったはずだ

失敗をオープンにすれば発明も生まれるが

隠そうとすると

逃げなければならないという借金が増え始める

いつしか当人のためにと思った行為は

いつしか当人を追い詰めていくことになる

もちろんにっちもさっちもいかない状況になった時には

オバハンは結構ドライに見捨てる

ウケる

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