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勉強時間ってどこからどこまで?

 「社会人の平均勉強時間は◯分だ!」的な記事を目にした。


 自分は社会人ではないけど、今の1日の勉強時間ってどのくらいなんだろう?と考えてみる。

 春休みで大学の勉強は全くない。TOEICを受けるか迷ったけど、資格試験の勉強などもゼロ。ちゃんとした?勉強時間は0だ。

 ただ、本は少し読んでいる。教育についての本と、本屋さんで衝動買いした小説。あとYouTubeで、世界情勢を面白く解説しているチャンネルを見つけたので、それをぼんやりと観ている。

 こうやって考えていくと、勉強時間ってどこからどこまでなんだろう?ってなる。


 祖母に料理を教えてもらう時間は?

 バラエティ番組で芸人のトークを聞いて、話を面白くするコツをなんとなく掴む時間は?

 体調不良で寝込んで、頑張りすぎないことの大切さを思い知る時間は?

 ボーッと自分の人生を振り返って、新たな気づきを得る時間は?

 分かりやすく書かれたnoteを多く読んで、綺麗な文章を浴びる時間は?


 同じ行動をしても、解釈次第で勉強時間というのは自由に増やしたり減らしたりできる気がしてきた。



 そういえば高校時代、1週間の生活を記録した用紙を定期的に提出していた。

 学習時間やスマホの時間など、誰も正直に書いていないものを先生たちが集計し、管理職の教員が講評していたのを滑稽に感じたものだ。

 「過去5年間と比較して英語の学習時間が多いですね〜。先月の模試では英語の成績が、先輩たちと比べて良かったんですよー。皆さん素晴らしい!逆に数学の時間はもう少し増やしましょう。模試では...」こんな感じのコメントだった。


 結局のところ、試験などの分かりやすい目標に直結しているものが、ちゃんとした勉強というものになるみたいだ。何も目標を決めず、ただ楽しんでやる学びは、もはや娯楽なのかもしれない。


 勉強=誰かに評価されるもの、ということでいいのか?


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