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◆作品No.171 映画 ピノキオ-Pinocchio-

🔴作品紹介🔴


放送期
1940年2月7日 冬
上映時間 88分
ウォルト・ディズニー・アニメーション作品No.2

character
※外国語版声優、日本語版声優
1959年版、1983年版、ポニー・バンダイ版の順
▼ゼペット一家
ピノキオ(Pinocchio):
ディッキー・ジョーンズ
佐々木清和(歌:宮下匡司)
初沢亜利(歌:辻治樹)
後藤真寿美
ジミニー・クリケット(Jiminy Cricket):
クリフ・エドワーズ
坊屋三郎(歌:宮本正)
肝付兼太(歌:田村しげる)
江原正士(歌:田村しげる)
ゼペットじいさん(Mister Geppetto):
クリスチャン・ラブ
三津田健、熊倉一雄、内田稔
フィガロフィガロ(Figaro/猫):
クラレンス・ナッシュ
クレオ(Cleo/金魚)
▼ヴィランズ(Disney用語)
J・ワシントン・ファウルフェロー("Honest" John Worthington Foulfellow):
ウォルター・キャトレット
三升家小勝、山田康雄、関時男
ギデオン(Gideon):メル・ブランク
ストロンボリ(Stromboli):
チャールズ・ジューデルス
中村哲、大塚周夫、遠藤征慈
コーチマン(The Coachman):
チャールズ・ジューデルス
古今亭今輔、辻村真人、金尾哲夫
モンストロモンストロ(Monstro):サール・レイブンズクロフト
▼その他
ブルー・フェアリー(The Blue Fairy):
イヴリン・ヴェナブル
松田トシ、一城みゆ希、小沢寿美恵
ランプウィック(Lampwick)/ランピー:
フランキー・ダーロ
畑爽、新井昌和(内田崇吉)、牛山茂
アレキサンダー:ディッキー・ジョーンズ、なし、宮川陽介、下川久美子
オランダ娘の人形:
パトリシア・ページ
和田京子、一城みゆ希、なし
フランス娘の人形:
パトリシア・ページ
富沢志満、一城みゆ希、なし
ロシア娘の人形:
パトリシア・ページ
依田緑、一城みゆ希、なし
けんか小屋の声:クラレンス・ナッシュ、なし、梶哲也、なし
遊園地の呼び込み:ドン・ブロディ、スチュアート・ブキャナン、ジョン・マクリーシュ
野坂昭如
峰恵研、沢りつお、山崎哲也
岡田吉弘、金尾哲夫、牛山茂
子どもの声:バージニア・デイビス、ダル・マッケノン
なし
村上雅俊、秋原充、黒田将人、小山友成
牛山茂


主題歌
「When You Wish upon a Star/星に願いを」-ジミニー・クリケット


監督
ベン・シャープスティーン、ハミルトン・ラスク
脚本
テッド・シアーズ、オットー・イングランダー、ウェッブ・スミス
ウィリアム・コトレル、ジョゼフ・サボ、アードマン・ペナー
オーレリアス・バタグリア
キャラデザ
ジョー・グラント、アルバート・ハーター、ジョン・P・ミラー
キャンベル・グラント、マーティン・プロヴェンセン、ジョン・ウォルブリッジ
アニメーション制作
ウォルト・ディズニー・プロダクション


★あらすじ★
独り暮らしのゼペットは、木で作ったあやつり人形にピノキオと名付け、いつか本当の子供になるようにと星に願いをかけます。するとその晩、妖精が現れてピノキオに命を授けます。そして、“良心”ジミニー・クリケットに従って、勇敢で正直で思いやりがあれば、本物の子供になれると告げるのです。ところが、ピノキオは正直ジョンの巧みな誘惑に乗せられてしまい…。



🔶感想🔶

<評価:A>
視聴2023.12.19
●過去視聴済年月日不明

<感想>
見終わりました~!!
ディズニー長編アニメーションも大好きなので何回か見た作品。かなり前に見たのもあって結構忘れている部分もあった。ジブリ同様にちゃんとした形での感想を残してないので今回でちゃんと物語を把握して感想を残します。
ではまずざっくりあらすじから

〝とある小さな町のおもちゃ屋をしているゼペットは操り人形を作り、名前をピノキオと名付け自分の子供のようにかわいがっていた。ある晩、ピノキオが本当の子供になるよう願いを掛けると女神が現れピノキオに命を吹き込む。動けるようになったピノキオだがまだ木の人形のままだった。女神は勇敢で正直に生きれば本当の子供になれると魔法をかける。良心を得るために旅でゼペットの家に立ち寄ったコオロギのジミニーと共に良心を得るために生活を始める。〟

と本当に初めの方だけのあらすじに成りましたが、こんな感じのお話です。
きちんと見て改めて突っ込みどころがやや見えるけど感想を進めます。

評価としては面白かったです。元々童話が原作でイタリアのカルロ・コッローディの作品。
これはwikiで調べましたが、原作はだいぶダークなようで、子供向けなのかと疑うほどの内容のようです。
ウォルトがだいぶ子供向けに物語を変更したようです。それでも結構闇深い作品だなと思います。ちゃんと見てこんなに暗めの話だっけと驚きましたww
ディズニーは、必ず教えや教訓を入れているのでピノキオでの教訓は、
●嘘をつくことは自分を破滅に追い込む・良心を持ち正直に真っ直ぐ生きる・悪い人の声は入れてはいけない
だと感じました。かなり解りやすい表現をされているので子供にも良くない事と伝わるな~と思いました。話もだけど、全体的に暗い印象なので感覚で伝わる所も凄いなと感心しました。
ディズニーで好きなのが善悪が本当に解りやすく表現する所なんですよね~!!
子供の見るもんだとあしらわれる事もあると思いますが、素直に良い事、悪い事を大人になっても入れてみるのも人生の糧に成るなと思います。忘れてしまうからこそ見て欲しいです。

<嘘をつく>
これはピノキオが、ブルーフェアリーに嘘をつくシーンで鼻が伸びる。嘘は付けば付くほど花は伸び成長して葉、花を付け更に嘘をつくピノキオの鼻は枯れる。これは自分で自分を追い込み最後には自滅する事を表している。本当に嘘って絶対つかない事はないけど、付くもんじゃないと改めて思う。

<良心を持ち正直に真っ直ぐ生きる>
木の人形のピノキオはまだ善し悪しを知らない状態です。ジミニーの手引きもあり世の善悪をしります。これは嘘とも共通してくることですが、正直に生きる。誰もが遣りたい事だが、環境や年齢を重ねると案外難しかったりする。他の作品の時でも良く書く事ですが、良い事と言うのは努力が無いと継続する事が出来ない。何故か?悪い事と言うのは簡単だからだ。善を壊すのはとても簡単。例えるなら痩せる事、持続は努力が必要だが太る、体系を崩す事はだらければいいだけだから簡単。人間は簡単で楽な方に逃げてしまいがちだからだ。清く、正しく、まじめに優しく生きるのはその人の努力の賜物なのだと考えています。本作では最後に自分の命と引き換えにゼペットを救った事がピノキオの善でした。

<悪い人の話は聴かない>
これが一番本作のメインな気もする。序盤で正直ジョンの誘惑に乗りストロンボリーの人形劇でスターになると学校を行くことを辞めてしまう。痛い目に合って一度は快心するもコーチマンの依頼で再度ジョンにそそのかされ島に行ってしまう。良心が有る無しに流されやすいピノキオ。これは実際の世界でも上手い話やおいしい話、人に流されてしまう人は騙されてしまう事への注意喚起に取れる。

かなり古い作品ですが、さすがのディズニーで作画がこの時代の技術で考えると、エグイです(褒めてます♡)こんなに滑らかにキャラクターが動くのが全部手書きって考えると当時のアニメーターはものすごい腕の良い精鋭達だったのだろうと想像できます。最近CGが当たり前のアニメが多いですが私はディズニークラシックの柔らかい温かみのある作画も大好きです。キャラの顔が一目でディズニーと分かるデザインを今後も残してほしいです。(結構切に願っていますww)

後はディズニーと言ったらなんと言っても音楽。ピノキオの代表曲。星に願いを。これは誰もが耳にした事があると思います。ジミニーが歌う曲ですが様々なアレンジをされている名曲。星の美しさに人の願いと言う綺麗な世界感が本当に素敵。夢や願いは思い続ければいつか叶うはディズニーのスローガンと言ってもいい。そんなウォルトの心を表している曲だと思います。他にも好きなのがハイ・ディドゥル・ディー・ディーは純粋のメロディーが好きです。ワンマンズドリームでも使用された曲です。

ここからは突っ込み所を書いて行きます。
◇ゼペットさんあんなに部屋に時計あるのに時間確認する時、手作り懐中時計見るの笑った。wしかも仕掛け時計だから何時に鳴るは分かるのにw
◇人形劇でスターになる誘惑をされたピノキオ。一度ジミニーの話を聞くも付いて行ってしまうピノキオの切り替えの早さw天真爛漫なかんじで純粋だからこそなのか悪に染まり易過ぎ。案外機転が利く。
◇ジミニーがピノキオにダメだって言ってたのに人形劇で「大した入りだ」と感心している場合か!!そしてピノキオの良心の務めを諦めんの早いし気が変わるのも早いw
◇モンストロとの対決で筏から落ちたゼペット一家。フィガロとクレオ結果無事だけど絶対無事なわけないよねw特にクレオは綺麗に金魚鉢に入っているw
◇水中シーン。ギリギリピノキオは気だから呼吸はイイとして、ジミニーは無理があるw
◇なんかキャラの台詞が乗り突込みが多いw
◇モンストロ(巨大クジラの王)に呑みこまれたゼペットさんの適応の力の凄さw
◇蜘蛛の巣だらけだったゼペットの家がいつの間にやら綺麗に元に戻っているw
◇振り返るとジミニーそんなに善悪教えてないような気がするんだけど・・・気のせい?wBFのジャッチも案外甘いのか?

こんな感じで突っ込んでいますが、ディズニーの世界感のピノキオはキャラクターも可愛いし、背景の美しさ、画力の凄さと教訓がありで楽しい作品です。

★謎★
・アイランドでロバになってしまう仕組みは分からない。これぞファンタジー。そして積荷された子供たちの行方も不明。結構怖いよね。そしてあの島は何なんだ?
→ロバにされる事の教訓は、遊びほうけてまぬけになるのと英語でのロバ(Donkey)を掛けているのだと思う。
・良心と両親はかけているのかな?
・そもそも正直ジョンとキゲオンはキツネと猫なんだけど人型なんだよね。これもファンタジーと言う事でお願いします。
→フィガロはちゃんと猫なんだけど、人型になるとなんか人の醜い部分は人型にさせてるのかとか妄想する。
・善悪の判断が無いピノキオ。実際そんな人いたらどんな感じなのか気になる。
→赤ちゃんのみか。

<声優及びキャラ>
・まだ声優とか明確に見てない頃に見てたのも逢って、日本語声優が豪華な事に気が付いて湧きました!!私の見たのが1983年公開時のもので、肝付兼太さん、山田康雄さん、大塚周夫さん、一城 みゆ希さんなどが声を当てている。
・BFはマリリンモンローみたいでこの時代の美人象なんだろうね。
・ゼペットさんが良い人過ぎて幸せ空間なこのおもちゃ屋素敵すぎる。

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