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相棒 season20 #10 紅茶のおいしい喫茶店【ドラマ感想】

こんにちは。ちえです。
詳しいプロフィールはこちらです。

「私は絶対騙されない」

特殊詐欺のニュースを見るたびにそう思いました。
いざ当事者になるとそうもいかないと
感じました。

私自身、見に覚えのないサイトの会費を
2年分300万円払ってないと
債権回収会社を名乗る人※からから
電話が来たことがあります。

※後に偽物と判明。

「会費を払うんだから、
クレカや銀行口座登録するよね?」と
不思議に思った私。
メールに記録はありません。

同じ件で何度か電話が来ましたが、
「クレジットカード会社に調査依頼するので、
登録されてるカード会社を教えて下さい」と
言ったら、切られました。

明らかに見に覚えがなかったけど、
動揺してコロッと騙されるかも?と実感。

詐欺師は人を騙すプロ。
素人が適うはずがないので、
せめて手口を知るしかないと思い知らされました。

○あらすじ

右京と亘は、組織犯罪対策第五課の課長である角田からの頼みで、張り込みを手伝うことに。捜査対象は、仮想通貨の儲け話を持ち掛けるロマンス詐欺のグループ。だまし取った金の保管場所とみられる家具店を見張ることになった右京と亘は、怪しまれずに張り込むため、目の前の喫茶店に目をつける。2人は、オーナーの真鍋に事情を話し、店番をする代わりに、捜査への協力を持ち掛ける。真鍋の承諾を得て、さっそく接客を担当することになった右京は、瑞枝という紅茶好きの女性と知り合い意気投合。うんちくを傾け合うが、右京は瑞枝がふと寂しげな表情を見せたこと気づく。そんな中、問題の家具店に出入りしていた男女が、喫茶店にやってくる。亘は、店を出た2人の尾行を試みるが、タイミング悪くクレーム客に捕まり、見失ってしまう。その後、特命係に戻った右京に、思わぬ情報がもたらされる。亘が取り逃がしてしまった男が、転落死体で見つかったという。
詐欺グループのメンバーが謎の転落死
亘のミスが仲間割れ殺人の引き金に!?
二転三転する事件が、特命係を翻弄する。

公式サイトより

・特命係と捜査一課の視点

特命係は、
組織犯罪対策第五課の角田課長より
張り込みを手伝うことになりました。
現場の近くに喫茶店があったので
オーナーにお願いして店員になることに。

捜査一課は、
詐欺グループの1人
鷲尾琢磨の転落死から合流しました。

・杉下右京の観察力

「細かいところが気になる僕の悪い癖」

「よくそんなところに気がつくなぁ」と
驚かされます。

紅茶好きの右京は、
オーナーに頼んで店員になりすまして
張り込みを始めました。

しかし、オーナーに対して違和感。

そこで、
高級な紅茶を置いたり、
ブレンド紅茶の試飲をオーナーに頼んだりしました。

常連の瑞枝はすぐに気づいたけど、
オーナーは気づきませんでした。

詐欺グループの1人である鷲尾琢磨が
階段から転落死した際に、
「その割には出血が少ない」と違和感。

瑞枝が背中を押したけど、
既に死んでたのではないかと気づきました。

(後に毒が検出)

・ホントにそう?

詐欺グループの黒幕は一体誰?
現場で張り込みしてたけど、
登場するのは下っ端の人間だけ。

「登場してるはずだけど、誰?」と
しばらくわかりませんでした。

詐欺グループの鷲尾琢磨は
転落死させたのを瑞枝と思われたけど、
その前にヘロヘロになっていました。
仲間である赤堀絵里に支えられてます。

「瑞枝さんが背中を押して転落させたことは確実」

「この時点で既に死んでたのは?」

赤堀絵里が毒を仕込んだと思われましたが、
死体で見つかりました。

・心情

詐欺に遭って
老後のお金全てが奪われるだけでなく、
自分の家族が自殺までしました。

作中に出てきたのは
ロマンス詐欺の被害者と
原野商法詐欺で家族を失った瑞枝の2人。
瑞枝は復讐するために毎日張り込んでました。

詐欺グループの
黒幕だった喫茶店オーナーの真鍋に驚かされました。

最後に登場するまで気づきませんでした。
さすが凄腕の詐欺師ですね…。

そんな凄腕詐欺師に
「警察は人が悪い」と言わせる右京もすごい。

・感想

詐欺に関する事件はたくさん聞きます。
逮捕されても、下っ端ばかりで
黒幕が逮捕されるのを聞いたことがありません。

逮捕された下っ端の人は、
ネットで高給バイトの紹介をきっかけに
詐欺グループに関わるようになったのを
聞いたことがあります。

1日何十万円と高給ですが、特殊詐欺の仕事。
おいしいかもしれないけど、
逮捕されるし、失うものが大きいです。
何より、詐欺にあった人たちに恨まれそう。

黒幕は自分の手を汚さずに
美味しい思いをするので、
納得いかないと感じました。

「詐欺罪は、人の人生めちゃくちゃにしてるから
死刑でいいでしょ?」と思いつつ、
「どうしたら騙されないか」と考えさせられました。

最後に右京が瑞枝に話した
「復讐にとらわれてはいけません。
あなたはこれからご主人の分まで
生きなければいけません」
が心に残りました。
重い一言です。



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