見出し画像

青く若く

早くも年末年始休暇に入っている

金曜は職場の忘年会
土曜は友達との忘年会
日曜は脳死状態で予約してしまった脱毛と美容院。クリスマスイブで普段の2〜3倍の人でごった返す銀座を縫うように歩く羽目になった。美容室ではクリスマスの予定を聞かれ何もないと正直に答えてしまいお互いに気まずい感じになってしまった。申し訳ない。嘘でもついておけば良かったけどそれはそれで面倒だ。
月曜は師走の仕事の苛烈さと連日の予定に疲弊し惰眠を貪り倒した。

寝れば回復する。私もまだまだ若いな。丁寧に化粧をし、カットしたての髪を試行錯誤しながらセットし、ネイルの時間までアイスラテが美味しいお店に来た。

15:02、早くも暮れつつある西日に目を細め窓のそと寒風に揺れる柳をみて年末なんだなと思った。

忘年会では色々な話を聞いた。クリスマスイブに婚約指輪を見に行く同僚、家を買うための手続きで忙しい久々に会った友達、年末年始は旦那の実家に行く親友。
きっとみんな来年の今頃には流れに乗って今の自分とは違う自分に成っていく。そんな彼らを私は羨ましさと少し窮屈そうの8:2の気持ちで、空っぽだけど当たり障りのない相槌を打ちながら聞いていた。

何かを決めるにはカロリーが要る。日々の生活で消耗している中自分のためだけに消費できるカロリー量は限られる。朝活してカフェに行くくらいが良いところだ(寒いとそれすら無理だけど)。それが誰かのために、になると使えるカロリーが一気に増える。と思う。その分他人を気にする必要があったり制約は色々あるけど。それでも決断と実行を繰り返し日々変化をしている周りが羨ましい。ここ数年淡々と仕事をする日々。あとは寿命まで緩やかに腐り衰える自分と向き合うだけ。

浮いた話もない私はこういう時腫れ物扱いをされている気がする。自意識過剰も甚だしいし、そういう生き方をしている自分が悪いんだけど、やっぱり近況報告をする場は年々恐怖が増していく。

きっと来年の今頃も私は今の私のままできっと来年も似た様なことをつらつらと考えるんだろう。答えは出切っているのに。
こういうのは気にしないに限る。別に周りも私を傷つけたいわけじゃなことは明白なのだから。それでも沁みるだろうから家に帰ったら、爆音で音楽をかけながらノリノリで化粧を落としバカ高いスキンケア用品をドラッグストアの化粧水のごとく顔に体にとぶちまけたり、良い香りすぎるバスオイルを湯船にたっぷり入れて入浴2時間コースをしたり、深夜のコンビニでお菓子を買い漁って全部食べる。
そうやって騙し騙し乗り切る術は年相応に身につけてきた。自分も周りも傷つけないように。但し、この気持ちの根本的解決方法だけは未だに掴めていない。まだまだ尻の青い若造め。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?