限界ENFPが一瞬だけ声優志望だったけど速攻諦めた話

※寝ぼけて記事消しちゃったので再投稿しました。

高校1年生のとき、アニメに影響されて声優を夢見るという、ゆとり世代のにわかオタクにありがちな夢追い人をこじらせてた。

結果を先に言うと、声優を目指して色々行動したけど、速攻諦めた。
演劇部入ったり、声優養成所のレッスン料を稼ぐためにバイトしたり、公園で発声練習して不審者扱いされたりもしてたっけ。

それで諦めたのは親に無許可で声優養成所の入所試験に参加して落ちたのがキッカケ。声優志望というか、こんな早い段階で諦めてるとなると、なんかもう始まってすらなかったような気がする。


養成所落ちた原因は滑舌の悪すぎ。セリフの読み上げをやらされたけど自分で自分の滑舌が酷くて笑いが込み上げてきたくらいだ。

他にも、面接官にどうして声優になりたいのかとか諸々聞かれ、真剣じゃないのが態度で露呈したのだろう。当時は社会や現実のことなんて何も分からない、サルにも知能で劣るような脳天気な15歳児だったのだから、演技を遊びかなんかだと捉えてる不届き者にしか見えなかったに違いない。

※人間性が芽生える前の私(当時15歳)


第一、合格したとしても入所費用の10万円なんて大金、誰が用意するんだという話にもなる。それだけじゃなく、レッスン料や交通費など、継続してかかるお金も無視できないわけで、それらを親に頼んだところで家計の負担になりかねないし、とてもじゃないが、当時やってた時給820円の牛丼屋のバイト一本じゃ賄えない。バイトを掛け持ちしたところでレッスンとの両立も難しくなるだけじゃなく、学業にも支障をきたすし色々本末転倒になる。そこらへん後先考えないところアホたる所以なのだろう。何でも見切り発車でやりゃどうにかなるというもんではなかろうに。

それで、家に不合格通知が届いて色々バカバカしくなって吹っ切れた。演劇部もバイトも辞めた。声優についてネットで色々調べてくうちに徐々に闇が深い情報とか知れてきたというのもある。妄想だけで浮かれてた当時の私にしたって、「声優になりたいからには、業界の嫌なところときちんと向き合う覚悟はあるか」と聞かれたものなら答えに窮していたことだろう。

そもそも、なんで声優になりたかったんだっけ?アニメや洋画の吹き替えが好きでそこの一員になりたかったってのは漠然とあるけど、具体的な理由は思い出せない。
やっぱり宮野真守とかみたいにキャーキャー言われたかったのかな。
変身願望があって、チヤホヤされたい。かつ、キャラクタービジネスに携わりたい。その3つの欲求を満たすのに、声優という職業がうってつけだったのだろう。よくある甘い考えだ。


ただ、10代ってそんなもんだよね。現実を知ってる大人はそんな将来の夢を語る子供たちに頭ごなしに説教こいて先回りしがちだけど、誰でも一度は子供時代に「自分だってキラキラしてる舞台に立てるんじゃないか」って勘違いする瞬間はあると思う。

なんにせよ、今になって思うが、声優の夢を諦めてよかった。
もし、あの後に変に反骨精神が芽生えて声優になるために躍起になってたら中途半端な夢追い人こじらせて取り返しのつかないことになってたに違いない。


くすぶってる現実を尻目に「俺はまだ本気出してないだけ」って言い訳して、いい年こいて誇大妄想にふけりながらフリーターやりつつ、申し訳程度にブログを書くことでクリエイターを気取っでるような感じの。

…あれ?


ほとんど今の私じゃん!


なーんだ。夢があるかなんて関係ないじゃん。人生くすぶるのは私の生まれながらの宿命だったわ。

社会人生活を長続きさせるだけの根気なんて皆無だったし、一芸で銭を稼ぐだけの才能も野心も皆無。

社会不適合者なんだってハッキリわかんだね。

しかし、このまま現状打破できないまま終わるわけにはいかない。

よーし、本気出すか!もちろん明日から!

ナレーター「そう言って、また同じグータラな毎日を繰り返すカスなのであった。ナームー」


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