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idea#2  非常時に活躍するコンビニ照明

都市に既にある光の展開

2011年5月現在、全国のコンビニエンスストア数は43,492店舗(日本フランチャイズチェーン協会2011年5月発表)にのぼります。コンビニ密度の特に高い東京都内では、人口約2000人に対して1店舗の割合でコンビニが点在しています。

都市部での災害時に、被災地域のコンビニが避難活動を援助できるような仕組みを作ることはできないでしょうか。

かねてよりコンビニの照明は明るすぎるのでは?という意見が照明の専門家からだけでなく、一般の利用客からも聞かれます。この明るすぎるコンビニを災害時の光源として有効利用してはどうでしょうか。

天井一面を覆う蛍光灯が一般的なコンビニの照明ですが、ローソンに代表されるように近年はLED化も進んでいます。

そこで、災害時に携帯できる非常照明としての役割を携えたLED照明を提案します。各LEDモジュールには小さな電池が備わっていて、停電するとバッテリーから電源を供給します。

LEDモジュールは簡単に取り外すことが可能で、携帯非常照明として被災直後に停電した避難所での使用が考えられます。バッテリーで24時間程度の初期点灯ができることが理想です。そうすれば救援物資として電池が届くまで光を絶やさずにいられます。

仮に1店舗500灯程度のLEDモジュールがあれば、東京都では1家族に1灯に近い数を供給することが可能です。

‐ May 2011     by Shigeki FUJII  -

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