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idea#5 Kibo no Akari

気持ちを支える光

東日本大震災の被災地では、電気やガス、水道、交通、通信などのライフラインの機能が全滅し、その後の大津波での被害を受けた場所では、すべてを破壊し人々の姿は消え、街は廃墟と化した。
多くの被災者は、避難所に避難したが、避難所の場所が何処か分からない人や、孤独に自宅で避難している人もいた。また、ライフラインの全滅により、街は暗闇となり、家族の安否が確認できないなど不安な夜を過ごした。
救助する側からは、指定避難所以外にも、多くの緊急の避難所が設置され避難所が発見されずに救助ができない状況が何日も続いた。その為、自衛隊の捜索・救助活動や支援物資の輸送などに大きく影響を与えた。
これらのライフラインが機能しない場所では、避難所の場所が分かるような、目印となる光、安心を与える光、希望や勇気を与える光が重要となる。


1. 目印となる光
光が無くなった夜の街から、避難所がどこにあるのかが分かるように、そこから高い位置に目印となる光る物体を空に打ち上げる。それにより、避難者と救助隊に場所を知らせることができる。


2. 安心を与える光
高い位置からの光は、避難者の顔を照らしだし、不安と恐怖の中に集まった人々の心を癒し、安心感を与える。


3. 希望や勇気を与える光
周囲の暗闇の中、他の避難所の位置も確認できることで、他の生存者もいることを伝えるメッセージとなる。それにより、避難所の人々に、明日への希望や勇気を与える光となる。


風船の様な光る物体を空に打ち上げる。
発電機などにより電源を確保する。

周囲の暗闇の中、他の避難所の位置も確認できることで、他の生存者もいることを伝え るメッセージとなる。


- May 2011  by Mikine YAMAMOTO -

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