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最も重要な「コーヒーの焙煎度」

当店では単純にストレートのコーヒーのメニューだけで
ブレンドシングルを合わせて常時10種類以上のコーヒーを展開しています。

初めて来店されるお客様は特にどのコーヒーを注文しようかと頭を悩ませています。通常は私がお話しして好みを聞いてオススメしているのですが、案内するときは焙煎度別にオススメをご案内します。

例えば
フレンチロースト」=濃厚なコクとほのかに甘みがあるコーヒー
シティロースト」=バランスが良くて飲みやすいコーヒー
ハイロースト」=さっぱりとして酸味があるコーヒー
というように焙煎度を選んでいただいてから、その中のオススメを案内します。

銘柄ごとの違いもあるのですが、まず選ぶのは焙煎度であるべきだと思います。おなじ焙煎度での銘柄による香味の違いよりも、同じ銘柄でも焙煎度が異なることによる香味の違いの方がはるかに大きいからです。
正直、違うジャンルの飲物と捉えても構わないと思ってます。ワインの赤と白、焼酎の麦と芋以上の違いがあると思います。

国際的基準では以下のように8つの焙煎度に分けられます。

浅煎り 「ライトロースト」
浅煎り 「シナモンロースト」
中煎り 「ミディアムロースト」
中煎り 「ハイロースト」
中深煎り「シティロースト」
中深煎り「フルシティロースト」
深煎り 「フレンチロースト」
深煎り 「イタリアンロースト」

浅煎りの「ライト」「シナモン」、深煎りの「イタリアン」はストレートで飲用するにはあまり適していないのでほぼ流通はしていません。
一般的には「ミディアム」~「フレンチ」の焙煎度がほとんどです。

当店の場合は基本的に「ハイ」「シティ」「フレンチ」の三種類です。
※ブレンドで「フルシティ」もありますが…

ちなみに同じフレンチローストでもお店によって焙煎の深さが違ってきます。例えば深めのフレンチとか浅めのフレンチとか…同じフレンチローストでも段階が有ります。

上記では8段階の焙煎度を紹介していますが、ロースター(焙煎士)はさらに同じ焙煎度でも何段階かに分けて焙煎します。
それは豆の持つ特徴で、ここがベストという煎り止めのタイミングも様々なので(好みもありますが)

ちなみにお店によって「浅煎り」「深煎り」などの表記がどのローストを指すのかは違いが有ったりします。

一般的には「ライト」「シナモン」はほぼ流通していないので
「浅煎り」=「ミディアム」「ハイ」あたり
「深煎り」=「フルシティ」「フレンチ」あたりを指す場合が多いです。

全てのローストを覚えなくても良いかと思いますが、できれば銘柄優先ではなく「浅煎り」か「深煎り」かぐらいでも良いのでロースト優先でコーヒーを選ぶのが良いかと思います。






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