小川糸《ファミリーツリー》とSalyu《Tower》
表紙が可愛いというのと、数年前に読んだ《ミトン》がとてもよくて、手に取った、
小川糸さんのファミリーツリー。
読み終わって、ちょっと素晴らしすぎて、
この主人公の男の子の人生の苦難と愛おしい経験の数々に思いを馳せて涙が止まらなかった。
日付がとっくに回っているけれど、この感情が消えないうちに記録を。
長野の穂高で生まれ育った主人公のリュウ。
人より特に秀でたところもなくて、気づいたらいつも遠い親戚の「リリー」より一歩後ろを歩いてる。
生まれ育った土地で悶々とした気持ちを