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公私こんぽう#4公「イラスト・デザインを依頼する」

お仕事関係版第2回です。
第1回が自己紹介だったのでここから読み始める方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回はこれからイラストを依頼したい初心者さん必見の内容です。
この記事を読んでちょっとでも興味が沸いたら私にお声がけください。
イラストレーターのlucaです。

前置きが長くても読む気が失せてしまうので本題に行きましょう。
今回はイラスト依頼から完成までの流れをざっと説明します。
まずは工程表を

ドンッ



左スタート ————————————▶ 右ゴール

概ね上記の項目ごとに提出とチェックをして、納得いくまで修正して次の項目に進んで納品を目指します。

ここで重要これでもかデカカッコ


≪≪≪≪<<<<<『『【【個人差があります】】』』>>>>>≫≫≫≫


今回の記事は全編通して個人差があるので、全文頭に「※luca調べ個人差あり」をつけるつもりで読んでください。
というのもこの個人差のせいでイラスト依頼についての情報が出回っていないんだと私は思っています。
不確定な情報を出すわけにはいかないということですね。
というわけで私はわからんものはどうわからんのかも説明すればいいじゃない精神であくまで大雑把に説明していこうと思います。
大雑把のO型らしく行かせていただきますのでよろしくお願いします。

本題に戻りましょう。

工程表を出しはしましたがこれにも個人差があります。
個人様からのご依頼の場合はラフの後にお支払いをしたり、ラフ後に半額お支払いいただいて納品後に残りの半額を支払う場合もあります。
下描きなしで清書に入る方もいらっしゃいますし、ラフの前に大ラフを提出
する方もいらっしゃいます。

斯く言う私も急ぎの場合は下書きを省略することもありますし、進め方は人それぞれで流動的なものなのだと思っておいてください。


さて、これで今回書きたいネタの99%は消化しました。

社会科の先生が言うところの縄文時代までですね。

ここからはそれぞれの工程についてざっと説明します。

【打ち合わせ】

さあご依頼者様方ここが一番の大仕事ですよ
ここでどれだけ具体的なビジョンを持っているかで製作全体のスムーズさが変わってきます。
ここでスーパー天才ジーニアス私(わたくし)のリーサルウェポン。
「ご依頼シート」カモンヌ!!

ご依頼シート
記入例

あっ。今載せてて気づきました。
メールとツイッターが古いままですね。
いつか追記で修正しようと思います。
ちなみに新しいアドレスと@IDはこちら↓
「lucasan0722@gmail.com」「@luca72z」
ご依頼待ってまーーす!!


ご依頼シートの話に戻りますね。

こちらのご依頼シート、私にご依頼くださる際は保存なりスクショなりしていただいて、そのまま書き込んで提出していただいてOKです。

但し!!!!ここから重要!!!!!!!
他の方にご依頼する場合において提出は厳禁!!!!!!!!!
私の名前が入っているのでこれを渡すとシンプルに失礼です!!!!!!!
あくまで目安程度のご参考に留めてください!!!!!!!
これの徹底!よろしくお願いいたします!!各位!!!!!!!!

打ち合わせの内容についてはこのご依頼シートで概ね網羅しているかと思いますので、ラフの話題に移ります。
足りていないものがあるとするならばお支払い方法についての記載がないことかと思いますが、これは個人差が大きいところですので、文面でやり取りすることをお勧めします。

なお、打ち合わせ前のファーストコンタクトのメールについては後日例文も交えて記事にしますのでお待ちくださいまし。

では次。

【ラフ】

ここからはイラストレーターやデザイナー側が頑張る領域なのでテンポよく完結に参ります。

ラフはいわば絵の設計図です。
打ち合わせでいただいたご要望を基に大雑把に配置と色をのせたものを製作します。
絵描きさんによっては何パターンか提出される場合もありますが、その場合はいろんなパターンの良い所取りをすることが多い印象です。

この段階のチェックポイントは
■全体の構図やキャラクター等のポーズ
■全体の色味や雰囲気が希望に添うか
です。
人によっては初めから描き直しも効く場合があるので、描き直し希望の場合は相談してみても良いかもしれません。
ただ、これ以降の段階に進んでしまうと描き直しはできない場合がほとんどなのでご注意ください。

【下描き】

続いてラフを基に詳細を詰めていきます。
この段階でキャラクターの衣装や背景を具体的に描いていきます。
デッサンやパースも合わせて、あとは線画を描くだけ!!くらいに仕上げます。
下描き用の色をのせるorのせないについては、まちまちな印象です。

この段階のチェックポイントは
■キャラクターの構図やポーズが”詳細を詰めたうえで”イメージ通りか
■キャラクターの髪型や顔、衣装のパーツが足りていて形が正しいか
■背景に指定のものが入っているかどうか
です。

次の工程が清書なので、このまま線画なり輪郭を整えて大丈夫な状態まで修正をお願いしてください(修正回数は良識の範囲内で)。
特にキャラクターのポーズは後から修正することが難しいので、きちんとすり合わせをしましょう。

【清書】

絵描きさんの絵柄にもよりますが、所謂厚塗りではないタイプの絵描きさんの場合は線画と塗りが完了した状態で提出されます(私が厚塗りタイプではないのでその詳細は控えます)。
作家さんによって様々ですが、次の【調整】が済んだものを提出する方もいらっしゃいます。

チェックポイントは
■線の太さや強弱がイメージ通りか
■色がイメージ通りか
■塗りがイメージ通りか
です。

チェックポイントとして挙げはしましたが、これらはあくまで作家さんの絵柄を大きく逸脱しない範囲で見ると良いかと思います。
元の絵柄がバッキバキのアニメ塗りの方に「本物の肌を再現するレベルのリアル調の厚塗りで」というお願いは流石に通らないということですね。
ごく稀に「単色ベタ塗りから厚塗りまでなんでもどうぞ!」という方がいらっしゃるので、その辺も考慮して依頼する方を選定するというのも手ではあります。

【調整】

人によっては調整も清書に含める場合があります。
なんならまとまっている場合がほとんどかもしれません。
ここでいよいよ一次完成品が届きます。

チェックポイントは
■全体の色味の調整が理想通りか
■コントラストの強さが理想通りか
■ライティングやフィルタが好みか
です。

最近はスマホで写真を撮ることがメジャーになってきているので説明が楽でいいですね。
要は写真でいうところの加工です。
コントラストや全体にかかっているフィルタが好みになるようにすり合わせます。
この段階が完了すると納品物が完成します。

【納品】

ご依頼をする媒体(直接・Skeb・SKIMA等)にもよりますが、納品するまでは転載対策の透かしなりサインなりを入れたものをお送りする場合があります。
また、納品はPSD形式で途中チェックはJPEGという場合もあります。

それらも踏まえてここでのチェックポイントは
■指定のサイズや解像度、形式で納品されているか
です。

【お支払い】

直接依頼する場合は請求書が送られてくるので、その通りにお支払いをします。
SkebやSKIMAのようなサイトを介している場合はそれらの案内に従ってください。



さぁーーーーーーってぇーーーーーーーーー
ぅおーーーーーーーーもったよりも長くなってーーーーーーぇしまいましたーーーーーーーン申し訳ないっ
全部をざっと短く説明しようとしたら全部だったが故に長くなってしまいました。

これも社会科あるあるですね。
結局残り1パーの弥生から現代までがめちゃくちゃ長い。

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