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「YOASOBI」を見つけた3人目と4人目

大人気の二人組ユニットYOASOBI。「Youtube」で有名な幾田りらさんと「ニコニコ動画」で有名なAyaseさんによるユニットであるが、実はソニーミュージックエンタテインメント(SMEJ)の社員2名が仕掛けたプロジェクトであると知って、衝撃を受けた。

小説投稿サイトをテーマにした音楽を作ろうというコンセプトで始まったこのプロジェクトで、SMEJの屋代氏と山本氏はまず「ボカロ」界隈を漁ってAyaseさんに声をかけ、SMEJの音楽講座受講生で構成された大人気Youtubr「ぷらそにか」のメンバーである幾田りらさんに声を掛けたとのことだ。

屋代氏と山本氏は様々なコンセプトを考案した。歌詞は原作に選ばれた小説「タナトスの誘惑」をもとにAyaseさんが書いたが、初めて聞く人にも伝わりやすいようにアドバイスしたり、一度でおなか一杯にならないようにするなど。

SNSで目を付けてプロジェクトを進めていくというのはこれからのトレンドになっていくのだろうか。いや、もうなっている。

Youtube&ニコ動上がりでメジャーデビューしたアーティストは既に多数いる。今や世界的人気を誇るVtuberも生主上がりが多い。

イラストなんかも、プロの会社に依頼すれば一定のクオリティは担保されているのだと思うが、インスタやPixivから好みの絵柄/描き手さんをピンポイントで選ぶこともできる。

僕は仕事では全然違う業界でバイヤーをやっているが、従来重視されてきた3大要素QCD(品質、価格、納期)+DSM(開発力、サービス、マネジメント力)に加え、納入者さんの個性、人柄、作品を生んだバックグラウンドストーリーに価値を見出していく潮流ができつつあることを実感している。

Youtubeに歌ってみた動画を上げてみたり、インスタにイラストを乗せてみたりしていれば「見つかる」ことも結構あるものなのだと思う。それをモチベーションに、趣味でDTM(PCソフトで音楽を作ること)をやっている立場として、これからも少しずつ音楽を上げていきたいと思う。自分は「見つかる」側にも、「見つける」側にもなりたい。

参考元
日本経済新聞2020年1月29日 YOASOBI誕生の舞台裏、仕掛け人はソニー同期コンビhttps://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ2628K0W1A120C2000000/

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