国際女性デースペシャルセッション「Unleash Yourself! 幸せなキャリアのために」から学ぶ自分自身を解き放つ方法
2024年3月8日の国際女性デーを記念して『Unleash Yourself! 幸せなキャリアのために』というトークセッションが開催されました。
このトークセッションでは、サンリオエンターテイメント代表取締役社長の小巻亜矢さん、パナソニック コネクト取締役 執行役員/CMOの山口有希子さんが登壇し、自分自身を解き放つ方法について対話されました。
セッションでは次の様なテーマが語られました。
仕事をする中で、ライフイベントにはどの様に向き合えばいいか
絶望的な状況をどう乗り越えたか
新しいリーダーの姿は何か
お二人の経験を踏まえたメッセージに勇気づけられる女性も多いのではと思います。
約40分のセッションですが、お時間のある方はご覧になることをお勧めできます。
トークセッションを通した女性へのメッセージとしては、｢自分をディスカウントしないで｣「あきらめないで」というもの強く表現されていたのではないでしょうか。
本記事では、そのメンタリティに関連する対話の一部を取り上げてご紹介したいと思います。
小巻さんは過去に、｢自分は特別な能力もなければ、世の中の役にも立っていない。『お前、なんぼのものだ』と何度も思わされてきた｣と言います。
｢それでも、とことん落ち込んだあとで『ちょっと待って。ここでは終われないよね？』って。そう自分に問いかける言葉を持っていたことが、レジリエンスにつながったのかもしれません｣
山口さんは、20代の頃、バブルがはじけた後に最初の会社を辞め、次の就職先を探す中で約60社落とされた経験をされたそうです。「私は終わったんだろうか。違う道を選んだ方がいいんじゃないか。」と絶望的な気持ちになったと言います。
｢モヤるんですよね、本当にあきらめきれない。『このままでいいの？』という思いがあって、あがきまくりました｣
こう聞くと、お二人だからこそ強くいられたのでは、と思う方は多いかもれしれません。
確かにその一面はあるかもしれませんが、山口さんは自分に合うストレスマネジメント方法を探し、自分をポジティブにする努力をされていたそうです。
｢いろんな会社に落ちてダメになりそうだったときは、お金もなかったので公立の図書館に行き、毎週5冊の本を読むようにしていました。
自分とは違う著者の視点や情報を入れるということが、すごく救いになりましたね｣
小巻さんは、困難や挫折に直面した時は、自分自身を俯瞰して捉える考え方を勧めています。
｢困難や挫折に直面したときは、『何が起きてもケーススタディでしかない』と考えてみて。すると必ず糸口が見つかります。｣
もやもやと向き合いながら、自分らしいキャリアを築かれたお二人のトークセッションは、多くの女性を励ますものだったのではないでしょうか。
セッションでは、その他にも興味深い話が沢山されていたので、気になる方はYouTubeをご覧頂くことをお勧めします。
小巻 亜矢さん
サンリオエンターテイメント代表取締役社長／サンリオピューロランド館長。結婚を機に退社し、出産、育児などを経てサンリオ関連会社に復帰。2014年サンリオエンターテイメント顧問としてサンリオピューロランドに赴任。2015年、サンリオエンターテイメント取締役。2016年サンリオピューロランド館長に就任。2019年より現職。
山口 有希子さん
パナソニック コネクト取締役 執行役員/CMO。パナソニックのB2Bソリューションビジネスを担うパナソニック コネクトのデザイン＆マーケティング部門の責任者として、国内外のマーケティング機能を強化しつつ、ビジネス改革・カルチャー改革に取り組む一方、ダイバーシティ推進担当役員として様々な活動を推進。