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大邱旅行#03.100年前の街並みを散策し韓屋で一休みした後は、足湯でデトックス

 大邱旅行2日目にして最終日。

 昼過ぎにはソウル行きの KTX に乗らなければならないため、この日はホテルから徒歩圏内の地域を巡りました。


진골목(ジンコルモㇰ)

 100年前の街並みが残るとのことでまずやって来たのは、진골목(ジンコルモㇰ)。大邱市中区に位置し、最寄り駅の1号線中央路駅(중앙로역)からは徒歩3分で到着します。

 ホテルからは歩いて15分ほど――。

 それっぽい雰囲気は出てきましたが、工事中の建物に囲まれ、100年前の姿を謳う観光地としてはどこか惜しい。友人と、場所が違うのではないか、ひょっとしたら無くなってしまったのではないかと話しつつ、駐車場にいたアジョッシ(おじさん)に訊くことにしました。

 ガイドブックの写真を見せながらここに行きたいと言う私たちに、これ以上はないほどの本場の大邱弁で「この場所なら向こうにあるけど、行っても何もないよ」と言うアジョッシ。「昔の街並みが残っていると聞いたんですけど・・・」と返しましたが、「ちょこっとしかないよ」だそうです。

 はい、アジョッシの言う通りでした。

 それでも、写真にするとそれなりに見栄えがよくなるものです。工事中の場所も多く、おそらく1~2年後には観光地らしく変貌しているかもしれません。

◆韓屋のスターバックス

 こうして歩いた先で見つけたスターバックスで、一休みすることにしました。

 韓国の伝統家屋である韓屋(한옥)の建物は2棟あります。中庭もあり、涼しければ外でくつろぐのも良さそうですが、さすがにこの日は暑過ぎました。

 お客さんが多くいましたが、ほとんどはアジアからの観光客でした。今回の短い旅行中に外国人観光客を見かけたのは、ここくらいかもしれません。

 それにしても、観光地として今後さらに発展していきそうなこの場所に、しかも魅力的な伝統家屋にお店を出すなんて(スターバックスが建てたのかな)、スターバックスはマネージメントがうまいですね(これが大企業ってやつか)。

伝統大邱薬令市(전통약령시)

 スターバックスから歩いて5分ほど。伝統大邱薬令市(전통약령시)までやって来ました。

 薬令市は、朝鮮王朝第17代国王の孝宗(효종)時代(1649年~1659年)に韓方薬材と薬草の市場として始まりました。当初は春と秋の1カ月間ずつだけ開かれていましたが、現在は韓方薬材の卸売市場として一年中取引が行われています。

 この日は市場の休日だったのか、ほとんどのお店はお休みでした。ということで、足早に韓医薬博物館(한의약박물관)へ向かいます。

◆韓医薬博物館(한의약박물관)

 1993年にオープンした韓医薬博物館(한의약박물관)は、360年の伝統を持つ薬令市と韓方の歴史を学べる文化施設です。

 グラフィックやアニメーションを用いた展示を始め、伝統衣装の試着、韓方茶の無料試飲、石鹸づくり教室、韓方の足湯体験など、子どもでも楽しく学べるような企画が数多く用意されていました。

 なかでも足湯はおすすめです。

 旅の疲れを癒すのにぴったり。デトックス効果もあるそうです。スタッフの方は日本語が話せるので、言葉の心配はいりません。ご興味のある方はぜひ。

(つづく)


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