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[MV評]ドリーミングで繊細、そしてちょっとWeird。「yeule - Pocky Boy」

今回はシンガポールの女性アーティスト・yeuleのPocky Boyの感想と評価を書こうと思います。
Dreamcore/Weirdcore好きの方に刺さる作品です!

・yeule - Pocky Boy(2019年)

・美術

評価 5/5

Pocky Boyの映像で特に印象に残ったのは以下の3点です。

・Y2K

・Dreamcore/Weirdcore

・チャット画面

どれも美学ポイントが高く、サブカル好きに刺さりそうな感じです。

・音楽

評価 5/5

ドリームポップとアンビエントが、ちょっと低めの体温でゆるやかに溶け出していくような夢幻的なサウンドが心地いいです。ヘロヘロ感がある。
サビ?のFinally, finally dieの「die」のところが「ダァイ↑」と上がるところの余韻がクセになります。

・ストーリー・メッセージ性

評価 4.5/5

Pocky Boyのストーリーは、主人公(Pocky)とその友達の亡霊?が遊んでいる夢の世界と、主人公が男の子とチャットしている画面の2つを軸に進行していきます。

歌詞は比較的シンプルですが、儚い夢の中という世界観がよく表現されています。

She says that there are voices in her head
She talks to them but she knows they are dead

There was a time when she could tell
The difference between dream and life

But now she stands so quietly
Wishing she could leave us be
https://lyricstranslate.com/ja/yeule-pocky-boy-lyrics.html

・独創性

評価 5/5

Pocky Boyの最大の評価点だと思います。
DreamcoreやWeirdcoreがまだ美学として確立していなかった2019年にリリースされたことを考えると、かなり前衛的な作品だったのではないでしょうか。

・良かった点

・当時にしては前衛的な映像
・繊細でドリーミングな楽曲

・良くないかも?と思った点

強いて言うなら、
・顔の傷がちょっとだけグロい
・黒すぎるカラコンが怖い
もちろんこれらは作品作りにとって欠かせない要素なのですが、私含め怖い系が苦手な人はやや注意かもしれないです。

総評
4.9/5
初っ端から高評価を出してしまいましたがそのくらい素敵な作品です。
今度辛口評系の記事も書きます。

それではまた。


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