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[美学#4]Dreamscapes

現代では、3DCGソフトの進化により、現実と区別がつかないほど高品質な画像を制作することが可能となりました。
この進展により、「Dreamscapes」という芸術ジャンルが生まれ、建築やデザインにおいて現実の制約から解放された作品が生み出されています。
今回は、この「Dreamscapes」について紹介します。

Dreamscapesとは?

Dreamscapesとは、実在しない夢のような[をテーマにしたジャンルです。
よく用いられるモチーフには、半透明なガラスやカーテン、プール、雲、花や草、砂漠、ベッドなどがあります。
言葉で説明するのがあまり上手くないので、実際にいくつかの作品を見ていただきたいと思います。

Dreamscapesの起源は、デジタルアーティストであるAndrés ReisingerがInstagramに投稿した1枚の画像に遡ります。
CGで描かれたピンクの花びらを用いた椅子は、瞬く間ににインターネット上で人気を博し、実際に商品化までされました。

CGが現実のデザインの制約を超える可能性は、多くのデジタルアーティストにとって魅力的なものでした。2019年ごろになるとその熱量はさらに大きくなり、世界中で様々な作品が生み出されました。

作品集

Paul Milinski
Yambo Studio
Simon Kämpfer
Javier Wainstein
NAREG TAIMOORIAN
syncrely


参考文献:Dreamscapes & Artificial Architecture: Imagined Interior Design in Digital Art

この記事は、2022年10月に投稿した[美学#4]Dreamscapesの加筆修正版です。

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