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<MBTI>体育会系適性と16タイプを徹底考察!!

「体育会系」この言葉は企業文化で必ずと言っていいほど聞かれる単語だ。運動部に劣等感を感じている陰キャは企業社会に入ると、今度は体育会系カルチャーによって苦しむことがある。今回はそんな体育会系について16タイプ別の相性を考えてみたいと思う。

100%の体育会系

ESTJ

 ESTJは体育会系以外の言葉が思いつかない。本当に体育会系以外の何者でもない。ESTJは集団に馴染むのが得意で、決められたタスクをひたすら実行し続けることが得意だ。目的もなく遊ぶことよりも、目標達成志向が強い集団の方が居心地が良いのである。

 これだけならSJ型全般に共通かもしれない。しかし、ESTJはその上に身体を動かすのが好きな行動派だ。考えるよりも行動であり、その指針となるのは上下関係と同調圧力である。男性的なピラミッド社会に最も適合するのがESTJという人種なのである。

体育会系適性が高いタイプ

ESTP

 ESTPはESTJのような生真面目さはない。P型なので、やらなければならないことよりもやりたいことの方が精神的に重要な位置を占めるし、ルールに厳格とも言えない。

 しかし、ESTPの体育会系適性はかなり高い。まずESTPはスポーツを好む。身体を動かしたり、実際に行動したりするのが好きなので、体育会系に求められることとは相性が良いだろう。

 また、ES型特有の集団適応能力により、そこまで体育会系の集団行動を苦としない。ESTPは上下関係には以外に敏感であり、自分より格上の相手に喧嘩を売らない傾向がある。

 体育会系の特徴として、勝負強さが挙げられるのだが、これもまたESTPが得意とするところだ。ESTPは闘争心が強く、アクティブだ。積極的に勝負を仕掛けていくことになんの違和感もないだろう。

 ESTPはお利口さんではないし、遵法意識も低いのだが、こと体育会系となると相性の良さからやる気満々になることが多い。やはり、風土が会うのだろう。体育会系の会話はES型の得意とする内容が多いし、体育会系の遊びは下品なものも含め、ES型らしさが大いに含まれている。大声とか、ノリとか、度胸と言ったものは重要なのである。

ESFP

 ESFPは元々温厚な性格であり、体育会系のマッチョイズムにそこまでコミットするタイプではない。強面というよりは友達感覚のタイプだろう。

 しかし、ESFPの体育会系適性は高い。ESTPと同様に身体を動かしてスポーツを楽しむのが好きだし、なにより集団や組織といったものへの適性が高い。ESTPやESTJのような緊張をはらむ上下関係ではないが、持ち前のコミュ力で先輩からも後輩からも好かれるだろう。例えるならば、体育会系組織に一定数いる優しくて良い奴である。

 ESFPの体育会系適応度は一にも二にもその高いコミュ力が要因である。ESFPはどの集団にいってもまず浮くことはない。

ESFJ

 ESFJはES型の中では比較的文化系寄りかもしれない。マッチョイズムといった文化とはやや遠い傾向がある。しかし、ESFJは集団に対する適応度はダントツで高く、体育会系組織に入ってもまず失敗することはない。

 ESFJは体育会系の中ではESFJ以上に良い奴キャラかもしれない。偏見だが、後輩の面倒を見るのがものすごく好きそうである。

 ただし、体育会系の中にはガラが悪い集団も存在する。こうした集団の場合はESFJはそこまで適合度が高くはないだろう。

体育会系適性がやや高いタイプ

ISTJ

 ISTJは内向的なので、体育会系適性がES型ほど高くはない。集団で大声を上げたり、上下関係を伴う理不尽行為にストレスを感じるケースはあるだろう。行動力もES型に比べれば大きく劣る。ISTJは自分のテリトリーを守りたがる傾向があり、こうした習性は体育会系では不利になりうる。

 とはいえ、ISTJは体育会系にそれなりに付いていける人間である。ISTJはコツコツと練習をするのが好きだし、ルーチンワークにも強い。集団や組織の決め事はしっかり守るので、体育会系理不尽にも一応は従うことができる。

ISTP

 ISTPは比較的体育会系適性が高いタイプである。ISTPはマイペースだし、S型の中では比較的マニア要素が強いため、必ずしも体育会系を好む訳では無い。

 しかし、ISTPは体育会系に順応できる人間が多いだろう。ISTPはS型なので、組織の雰囲気に違和感を持ちにくい。身体を動かす活動も結構好きだったりする。絶対的な人数が多いため、大体の体育会系組織にはISTPを目撃することができる。

 体育会系理不尽に関しては、ISTPは不関与と言った立場だろう。元々人と絡むのがものすごく好きというわけではないので、集団内の権力行使は控えめである。ESTJのように後輩を統制しようとする素振りもまれだ。

 ISTPの体育会系適性は個人差が大きく、突き詰めればそのスポーツが好き否かによって大きく左右されるイメージである。


体育会系適性が並みのタイプ

ISFP

 ISFPは個人主義で大人しいタイプである。スポーツが好きな人間もいるが、文化系のインドア人間も多く、ここは人によるだろう。ISTPに比べるとスポーツはそこまでだろうか。

 ISFPは空気を読むのがうまいし、集団に所属して行動することもそこまで苦手ではない。もちろん内向性の程度にもよる。ただ、N型のように致命的に体育会系に反発を覚えることは少ないだろう。

ISFJ

 ISFJは平和主義で大人しい、お利口さんタイプである。争いごとは好まないし、体育会系のマッチョイズムにはそこまで共鳴しないだろう。体育会系理不尽もそこまで好みではない。

 ただし、SJ型の例に漏れず、ISFJは組織や集団の決まりは尊重する傾向が強い。毎日朝練をしろと言われれば、きちんと出席するだろう。こういった集団のルーチンワークをしっかりやれる人間が体育会系には求められている。ISFJはそこまでメンタルが強いタイプではないので、集団の中でしっかりと認められれば強い安心感を感じるだろう。

ENTJ

 N型は体育会系との相性が悪い。これはN型の集団との相性の悪さや、理想主義的傾向が原因だ。体育会系は純粋に競技を楽しんだり、プロを目指すような集団ではないので、N型のやりたいこととはズレが生じるのだ。

 とはいえ、ENTJはそれなりに体育会系には付いていけるタイプだろう。あまりに本格的な体育会系であれば厳しいかもしれないが、普通の大学の運動部程度であれば、ENTJは存在する。彼らは文武両道が好きだし(本人の理想像にもよるが)集団の中で所属するのも好きだ。もしかしたら体育会系が就職に有利という打算もあるかもしれない。

 体育会系のENTJは単にスポーツが好きと言うだけではなく、スポーツマンである自己像に何らかの理想や満足感を持っていることが多い。これはESTJと似て非なる点である。

ENFJ

 ENFJも概ねENTJと同じである。ただし、より角は丸いだろう。ENTJの上下関係は何もしなくても怪し気に見えてしまうが、ENFJは生意気に見られることはまず無い。ただ、ENFJの場合は独特の雰囲気が原因でやや軟弱に見えてしまうかもしれない。もっとも、ENFJは人望があり、面倒見も良いため、大きな問題にはなりにくい。

ENFP

 かなり微妙なラインだが、ENFPも一応は体育会系適性は無いことはない。これは集団の風土と自分の好みが合うかによって大きく左右されると思われる。ENFPは問題なく染まるタイプとマッチョイズムの世界からみてやや軟弱に見える時と分かれることが多い。それでもENFPは社交的で集団に合わせるのは一応可能なので、体育会系組織についていくことは可能だろう。

 ENFPが体育会系に馴染めるか否かは本人の好みや組織との相性にかなり依存する。興味がなければENFPは参加しないだろうが、興味があれば一応は参加可能だろう。

体育会系適性がやや低いタイプ

INFJ

 INFJは表面上はENFJのように集団に順応し、体育会系に従うかもしれない。しかし、INFJは思慮深く、なかなか自分の本心を口にしない。INFJは体育会系理不尽に強い反感を持っているケースがあり、それを我慢して参加している時があるのだ。

 INFJの体育会系との相性の悪さは理想主義にある。集団の空気に従って何も考えずに練習や作法を繰り返すといったやり方をINFJは好まない。表面上は従っても、ESTJのようにのめり込むことはないのだ。INFJはどこか体育会系の精神論とは距離を置いているし、嫌な思いをする人間がいた場合は反感を抱くだろう。体育会系はしばしば集団心理が暴走して事件を起こすことがあるのだが、INFJは確実に距離を置くだろうし、内部告発も辞さないかもしれない。

INFP

 INFPの体育会系適性は人によるという感じだ。致命的に低い人間もいるが、表面上はうまく乗り切れる人間もいる。スポーツが好きか否かといった点で明暗が分かれるだろう。

 INFPもN型の例に漏れず、それなりに理想主義的で思慮深い性格である。こうなると、上の意見を考えずに受け入れるということが難しい。自分の理想と一致していれば良いのだが、集団の考えに無条件に染まっていくというのは難しいのである。また、INFPは個性を重んじる傾向にあるが、体育会系組織は個性とは真逆の雰囲気であるため、INFPにとっては厳しいかもしれない。

 INFPの体育会系適性は心から染まっているというよりは、ある種の対処法のように見えるだろう。

ENTP

 ENTPの体育会系はいないこともないのだが、やはり異様な雰囲気となる。ENTPは議論好きであり、体育会系との上意下達とは相性が最悪だ。また、行動よりも議論を重んじるという性格も体育会系とは相性が悪い。ENTPから見ると体育会系はなんだか押し付けがましく、非論理的な組織に見える。自分の意見や主張が押し殺されるような気分になるのだ。

 ENTPはスポーツが嫌いな人間の割合が高い。E型の中ではかなり高いほうだと思われる。したがって、そもそも運動部に興味がないというケースもあるだろう。また、運動が得意であっても、練習をサボるなどの理由で冷遇されることも多い。ENTPのアイデアマン的な性質は体育会系が最も嫌うところであり、ホリエモンのようなENTP的人物は体育会系を嫌っている時もある。

体育会系適性が低いタイプ

INTP

 何かと陰キャのような扱いを受けるINTPだが、体育会系適性も低い。INTPは文化系全振り人間であることが多く、体育会系とは興味が真逆である。集団に合わせたり、毎日練習をしたりすることも苦手だ。

 体育会系理不尽に関しては、INTPは意味不明としか感じないだろう。S型と違ってN型は意味が理解出来ないことを頑張るのに苦痛を感じやすいため、程なくして離脱してしまうかもしれない。

 INFPと違ってINTPは人間関係にそこまで興味がない。NF型とは違い、NT型は人間関係のハックは苦手だ。INFPは自分なりの対処法を作って怖い先輩をやり過ごすのに対し、INTPはモロに打撃を食らってしまうだろう。

INTJ

 INTJの体育会系適性の低さはある意味で体育会系という人種の本質を突く項目かもしれない。INTJは人にもよるが、概ねストイックで目標達成志向が強い。スポーツに興味がある場合、それなりにスポ根を持ち合わせているケースもしばしばある。

 ところがINTJは体育会系とは真逆の人種である。なぜならINTJのスポ根は極めて個人主義的だからだ。INTJは自分の理想を追求し、それまでの手段を逆算し、ストイックに努力を続ける。ここに集団行動や上下関係は無関係だ。INTJにとって最悪なのは体育会系理不尽であり、かなりのストレスになるだろう。

 INTJにとって体育会系とは奇妙な集団である。競技を純粋に極めたり、プロを目指すために切磋琢磨しているわけでもない。論理ではどう見ても説明できない集団的な慣習だらけだ。INTJにとって意味がわからない無駄骨は軽蔑の対象だ。体育会系という集団はなにかを頑張っているのだが、その目標がどこにあるのかが今ひとつ見えてこないので、N型にとっては不可解にも思えるのである。

まとめ

 ここで言う体育会系はある程度厳しい運動部を想定しており、なおかつそうした集団に対して社会が抱いているイメージを投影したものである。

 体育会系は社会に出て重宝される。組織社会ではとりあえず上の命令に従って実行するということが求められる。体育会系はこうした組織にはうってつけだ。上下関係に厳しく、迷ったらまず行動で、それなりに勝負への耐性がある。

 体育会系適性は筆者が以前に投稿したサラリーマン適性の考察とかなりの部分で一致する。もちろん体育会系ばかりで組織が回る訳では無いし、バランスが取れているに越したことはないのだが、それでも体育会系人間が一定数いると組織としてはかなり便利なのである。

 体育会系が持っているとされる特徴は以下のようなものだ
・規律正しさ
・集団行動への適性
・上下関係の厳格さ
・勝負への姿勢
・理不尽への耐性
・行動への迅速さ
 これらは組織社会では多かれ少なかれ有用な項目であり、つぶしがきく存在として体育会系は重宝されるのである。

 特に「集団」という要素は大きい。努力や勝負力のメルクマークであれば受験や学業成績でも測れるかもしれない。しかし、これらは基本的に個人単位であり、組織人適性とは相容れない時がある。更に言うと、アスリートと体育会系はかなり異なると考えている。前者は学業と性質が近いからだ。個人で特定の分野を極め続ける姿勢が問われるわけである。


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