見出し画像

頭が良いキャラを、頭が良いって表現を書かずに作りたい。やってみた事。

これもたまーに見かける話題ですね。

連載小説で、もうすぐ頭が良いキャラをベラベラ喋らせないといけない章が始まります。それに向けて、取り敢えず自分が考えてやってみた事を書いておこうかなと思い、noteを開きました。

頭が良いキャラって魅力的だよね

まあそもそも頭が良いキャラを出さなければこんな話をしなくても良いのですが、私のやってる連載小説は、戦記モノの要素も混ざったハイファンタジー。となると政治クラスの動きをするキャラは必要なわけです。いや必須じゃないけどあったほうが面白いかなと、私は思うわけです。

で、設定上、一応栄華を極めた大国の貴族で、産まれではなく自力で王位継承権を得たなんて設定を付けちゃったからそりゃもう大変。愚かに書くわけにはいきません。

もし私が上手く書く事が出来たら、作品の魅力をとても増してくれるキャラになると思って作ったキャラです。必要でしょう。

頭が良いキャラって難しい

そりゃそうです。何考えてるかわからないからに尽きるのではと思います。凡庸な思考のキャラに、「このキャラは世界一頭が良いです」ってラベル付けしても、イマイチ魅力に欠けると思うんですよね。

となると作中の考え方などで、読者に、なんとなくこのキャラは、本質的に頭が良いんじゃないかって思わせないといけないわけです。

そして何より、まあ今回私が書きたいのは政治キャラなわけですが、ぼかあね、政治家じゃ無いわけですよ。正直、普段政治層の彼らが何考えてるのかわからん程度の一般市民です。「政治家の皆さんお疲れ様!」くらいの感覚です。

政治そのものも、一般人程度にしか興味がありません。

しかも私、デッサンが受験科目にある大学の出身でして、お仕事も政治とは甚だ遠い距離にあるわけです。これは困った。

実は高校三年生までは、概ねどんな相手にもマウントを取れるくらい、偏差値って指標では成績が良かった為、頭良いキャラというのはロールしてきた人生なのですが、それも何というか頭が良かったというより、環境がそうであって、さらに私が従順な受験生だっただけなんですよね。

高校までのセンター試験の問題を、すっかり暗記するような勉強が出来るだけでは、頭が良いキャラを作るには不十分な訳です。

という訳でやってみたこと

実は小説を書き始める前から、この創作を連載小説でやる事は決まっていて、このキャラが出るのも決まっていたので、かなり前から準備をしてみました。

小説を書いてなくても「自分より頭が良いキャラは作れるか」みたいな話題は、オタクをしていれば目の前にいくらでも転がってくる為、最初から壁になるって分かっていたのです。

で、肝心のやってみた事なのですが、社会学や哲学、それもなるべく近代に近いものを選んで読んでみたのです。

何が見えてきたと、結論を語れるほどでは無いのですが、やった事を、事実として話すならば、哲学史を浅く舐める事が出来る教科書から読み始めて、その中で、何となく民が権利を意識し始めた分岐点な気がする社会契約論を読みました。

そこからは近代に。マルクス主義、ニーチェ、フーコー辺りです。

読んで、自分なりに考えてみたのですが、これで少しでもこれから書くキャラが良くなったらと思っています。

本当はここで、結論としてこういうものが見えてきたのだとか語れるとカッコよかったのですが、それはまたいつかという事で。

読んでみるってのも知識が無いと本当に大変で、私の目的に対してのハズレ本も散々引きました。「これ、元にした思想じゃなくて訳した人の主張じゃねーか」みたいな本も、ベストセラーとして売られているんですよね。

まあ哲学を学ぶ目的の人にとっては、そういった本も良い本なのかもしれませんが、どういったものなのか理解できれば充分な私のような人にとってはめちゃくちゃノイズでした。

皆さんも参考を探すときは気をつけてください。

脱線だけど創作に使える科学の本

創作の参考にするのに便利な科学知識がまとまった本はあったんですよ。なんで政治思想ってそういう本がないんだ。

それとも詳しそうな人に、こういう本ってありませんかねって素直に聞けば良かったのだろうか。

もし良ければこの成果を見てね

この先出てくるクルックというキャラと2020/9/18から出てくるユーというキャラが、今回のnoteの内容に関係しているキャラです。

どれどれ出来てるかみてやろうじゃないかという感覚でもぜひお楽しみくださいませ。


生きるためになるべく頑張ります