この夫婦喧嘩はどっちが悪い
夫婦間では価値観の違いによるケンカが後を立ちません。
お互いの正義がぶつかり合い、話しが平行線をたどってしまいます。
そもそも結婚相手とはいえ他人同士のため、かなり高度なコミュニケーションスキルが求められます。
事実、離婚の原因第一位は「性格の不一致」。
性格の不一致 ≒ 価値観のズレ。
いまや3組に1組は、離婚を選択することとなります。
そんな状況下、結婚は50年以上の生活を共にするということです。
そもそも何もない方が奇跡。
価値観といっても抽象的で教育、お金など、細かな内容となると、洗濯物の畳み方やエアコンの設定温度まで様々です。
テーマは大小あるものの、結婚生活を送る上では些細なことから、大きなケンカの原因になりえてしまいます。
ちなみにわが家では、部屋の汚さや散らかり具合には、妻の価値観と開きがあるため、だいぶ手前で清掃を心掛ける必要があるんです。
夫婦における価値観の重要性を理解しながらも、他の家族のケースを目にすると、改めて考えさせられることが多くあります。
友達夫婦が喧嘩をした理由
先日、仲の良い友達家族とホームパーティーがありました。
料理も雰囲気もお店さながら、仲の良い友達家族との時間は、何にも変え難いすばらしい時間です。
その中で終盤に差し掛かるころ、主催する友達夫婦がお互いの不満から、喧嘩へと発展する事態となってしまいました。
原因は夫婦のお金の価値観によるズレ。
旦那側は奥さんに対して使いすぎを主張し、数値的な根拠をExcelにまとめて、正しさを訴えていました。
一方で奥さん側の主張としては、自分のためだけでなく、あくまで家族のため。
加えて、家計から貯金分を除いてマイナスにならないように使っているため、そもそも問題はないと主張。
なんとなく男は旦那側、女性は奥さん側を援護する構造となり、他の家族の事例をだしてあれやこれやと。
議論は加熱し、話しは具体的な美容院代など細かな支出内容に広がり、どちらが良いのか悪いのか?
奥さんの月の美容院代2万は高い??
最終的に奥さん側が泣きだしてしまうも、旦那側は納得できないからか、泣いてしまっている奥さんへ慰める様子はない。
正しいのは旦那の言う、数字的な論拠から導く、家計簿の正しい割合か。
それとも奥さんの言う、家族の心の満足度をお金で変換することの価値か。
男と女で意見の分かれそうなテーマ。
どっちも正しいかな‥
友達夫婦のケンカを考察してみて、信頼関係を築いていくためにどうしていくのが良いのか??
すみません、ただの主観で書いていきます。
お互いの期待値というバランス感覚
価値観のズレは言い換えると、お互いの期待値がズレてしまっている可能性があります。
付き合いたてのカップルは愛情という期待値をしつこい位に確認する。
愛情と同じようにお金、教育といったお互いの価値観がズレやすいジャンルの期待値も、ライフステージに合わせて確認する必要があるはずです。
家族の幸せという目的は同じはずなのに、環境やプライドなどから、意見が一方的になりやすい印象です。
お互いの期待値というバランスの、ちょうど良いところを見つけるためには、夫婦の会話が重要になってきます。
仕事ではチームスタッフに対して行なってることが、家庭に戻るとないがしろになってしまうパターンは男の方に多いです。
愛情確認と同じく、このあたりのバランス感覚の良い夫婦は、きっと何年経っても仲の良い夫婦のはずです。
夫婦でモヤモヤするポイントと時間軸
お互いのモヤモヤするポイントと、時間軸がそもそも違うと解決までに時間を要してしまいます。
今回の主な原因は、お金に対してスポットがあたり、旦那側は結果(使用額)に対して良いか悪いか。
一方の奥さん側は、家事や育児を担ってきた経緯の中で結婚生活全般に対してのストレスが、会話の端々にうかがえます。
(今のパパ達は皆んな家事も育児も一生懸命)
旦那側の言う使用金額というモヤモヤは、カード利用明細から分かる直近「半年くらい」で起きた結果に対しての主張。
奥さん側から感じ取れるモヤモヤは、結婚生活という「10年以上前」から、夫婦で積み上げてきたやりとりより、おそらく発生しています。
お互いのモヤモヤするポイントと時間軸のズレた状態で、それぞれが主張すると、奥さんも悪くなるし、旦那も悪くなってしまう。
結婚生活を重ねていくことで起きる変化
結婚生活も10年を超えると、子育てや仕事のライフステージが変化していきます。
当然夫婦の価値観(期待値)も変化していくため、きちんとバランスをとっていく必要があります。
加えて世帯年収が、結婚当初と今ではきっと差があって、その時に今のようなケンカはあまりないはずです。
以前になかった喧嘩が今あるとすれば、その差はどこにあるのか?
期待値の調整ができていないことも、モヤモヤするポイントがズレてしまう原因も、きっと日常的なやりとりを改めて、見直してみる必要があります。
(自戒をこめて)
夫婦間での思いやりや、声を掛けるトーン、出会った頃のようにきちんと感謝を伝えることができているかを考えて、実行していくことで良い方向に向かっていくはずです。
夫婦といえども他人同士。
その上で1番の理解者(パートナー)であった時の人生の幸福度は、Excelで表すことのできないような影響を、与えてくれるに違いありません。
まずは感謝を伝えてみるところから。
最後までお読みいただきありがとうございます。
何かの影響になれば幸いです。
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