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不安の夜と出川哲朗さん

こんにちは、こんばんは。月(つき)です。

こんばんは、の方。
今が夜の世界の方。
この夜の時間が苦手な方、いますか?


私は、約5年前に不安障害と診断を受けたのですが『何かがおかしい』と気付いたきっかけが夜に起る動悸でした。

正確には、日が暮れ始めると何となく不安になり、夜になると動悸がする。という状態でした。

理由もわからず動悸がする。夜が来るのが怖い。そんな状況を救ってくれたのは、お笑い芸人の出川哲朗さんでした。

今回は出川哲朗さんに救われた時の話を書きます。


◆◆不安対象◆◆
電車(特に快速)/車/暗闇/密室(エレベーターや映画館、ライブ会場)

何かあった時にすぐにトイレに行けない
体調を崩してもすぐに対処ができない
と思えてしまう空間に不安を感じ、動悸・冷や汗・震え・腹痛などの症状がでます。



夜が苦手になった

冒頭の通り、私はいつからか、夜になると動悸がするようになりました。(きっかけは今でも良くわかっていません)
ただ、理由は何となく理解していました。

◇苦手な理由
・夜に体調を崩しやすい(主に消化器系)
・病院に行きたくなっても閉まっていて行けない
・薬局も閉まっていて薬が買えない
・(0時過ぎから)自分だけが取り残された感覚

動悸がするので布団に入っても眠れない。
みんなが眠りについているのに寝れない。
今、具合が悪くなっても誰も助けてくれない。

夜になる→動悸がする→動悸が気になって眠れない→余計なことを考えてしまう→頭がフル回転→睡眠不足

こうした良くない悪循環が生まれ「夜=苦手」となってしまいました。


出川哲朗さん登場

そんな状態になって1ヶ月以上経ったほど、その日も動悸がして落ち着かない日曜日の夜、テレビから「世界の果てまでイッテQ」が流れてきました。

※「世界の果てまでイッテQ」
日本テレビの日曜日20時台の番組で、ウッチャンナンチャンの内村光良さんをMCに、日本〜全世界でロケをするバラエティ

その日の放送内容は「出川哲朗はじめてのおつかい」(多分総集編)でした。

※「出川哲朗はじめてのおつかい」…英語ができない出川哲朗さんが、海外で指定されたお題(〇〇へ行く、〇〇を買う)に挑戦する企画

もともと私の好きな企画で、毎回、出川哲朗さんのワードセンスと聞き間違いの秀逸さがツボで、その日も何度も声を出して笑いました。


そして、ふと気付いたんです。


動悸が治ってる


それまでもテレビは見ていたし、バラエティ番組も割と見ていた方でした。でも、テレビよりも自分の心臓の音の方がうるさく感じ、内容もあまり入ってきませんでした。
そんな状況だったのに「出川哲朗はじめてのおつかい」は思い切り笑って見ることができたのです。


思い切り笑うということ



なぜあの瞬間、症状が治ったのか。
今、改めて当時の状況を振り返ってみたときに動悸が治まった理由として思い至ったのが「笑うこと」です。

動悸が治まった理由を自分なりに考えてみました。

◇私の思う動悸が治まった理由
・笑うことで力が抜けた
・声を出すことでストレス発散になった
・心を空っぽにしてテレビに集中できていた
・不安などの余計な心情を笑いが超えてきた

動悸がする原因(疾患や飲酒等を除く)を調べると、自律神経の乱れが指摘されることが多いように見受けられます。
自律神経について、私の中では簡単に
緊張状態=交感神経が優位
リラックス状態=副交感神経が優位

と、認識しています。

つまり、リラックスが大事ということなんですが、不安で動悸がしている時にリラックスなんて難しすぎてす。深呼吸ですら一苦労です。

でも、出川哲朗さんで笑ってたら動悸が治ったということは、リラックスできたということ?
もしそうだとしたら、と考えた結果

思いきり声を出して笑う

大きく息が吐き出される
笑った後は力が抜けている

余分な力が抜けて自然なリラックス状態

副交感神経が優位になり、動悸も治まった

という、現象が私の身体の中で起こったのかも!と思い至りました。

出川哲朗さんに救われた


今回、この話を書こうと思ったきっかけは、2024年の初めに起きた能登半島地震です。
大きすぎる地震と被害に、その日、民放テレビは地震中継に変わりました。そんな中、地震中継の途中で切り替わり放送されたのが「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でした。

※「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」…テレビ東京で土曜20時台の番組で、出川哲朗さんが電動バイクで日本全国を旅するバラエティ番組。電動バイクの充電が切れたら行く先々で充電させてもらう。

唯一と言ってもいいバラエティ番組の放送に好意的な意見がSNSでは上がっていて、番組が放送していることを知らせる投稿もありました。中でも「この番組に救われる」との投稿が目に留まり、不安障害でしんどかった夜のことを思い出しました。

『救う』と聞くと大げさに感じるかもしれません。
でも、あの瞬間、私は出川哲朗さんに救われ、地震のあった日も、同じように出川哲朗さんに救われたと感じた人々が確かに存在しているのです。
出川哲朗さんは私にとって最高のエンターテイナーです。


最後に

せっかく今回noteを書いたので、出川哲朗さんへファンレターを出すことにしました。

"窓の向こうのしんと静まりかえった夜"と書かれた、今回にぴったりなレターセットです!

感謝と健康を願う気持ちをこめて書くつもりです








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