朝日は昇る
明けましておめでとうございます(遅)。今年もぼちぼち旅の思い出を綴りますので、よろしくお願いします。
さて、年の初めは富士から始めたい。ということで昨年末の富士見旅行を書き起こしてみます。
場所は『浩庵キャンプ場』、アニメ『ゆるキャン△』の聖地ですね。友人の勧めを受け第一話まで見ました笑。意外と実用的なキャンプ知識が付くということですので、いずれは履修しておきます。
富士とテント
近年のキャンプブームのせいか当キャンプ場も大人気。何とか予約競争に滑り込みました。この日のために寝袋も準備しました。御用達のモンベル製でございます!
チェックインが遅かったのでテントを設営したら、すでに夕暮れ。初日は曇天ですが、『本栖湖』越しに富士山のシルエットが見えます。
日が変わる頃からは晴れて星が顔を出すということで、ひたすら時間を潰します。ご飯を済ませ、受付横のロッジにある風呂へ(500円なり)。設備が充実しております。
焚き火を眺めて精神統一すること3時間。時刻は23時、あたりは静寂に包まれ・・・。
空には満点の星が・・・見えない!雲間からわずかに光が漏れる程度で流石にしびれを切らして寝ることにしました。
富士と星空
この日の夜は風が強く、テントが飛ぶんじゃないかと心配になるほど。
真夜中3時頃。すこし気を失った程度で木々のざわめきで目が覚めます。一度起きると寝付けないもので、お手洗いに行くことに。
空には満点の星が・・・見える!流れ星が・・・見える!日常では姿を見せない星はこんなにあったのか。富士山の上でひと際大きく輝く星はなんなのでしょうか。知りたい。
広大で美しい景色の前ですべてを忘れる。この瞬間が人生を豊かにしてくれる気がしています。
夜明けの富士
朝5時半過ぎ、街灯もない真っ暗な道を進みます。ここは登山道。最高の場所で朝日を拝むのです。
キャンプ場の裏手にはあの『中之倉峠』があります。"あの"と言っても分からない方も多いでしょう。しかし皆さんご存じ。
そう、千円札の富士です。季節は違いますが、こちらの撮影地が『中之倉峠展望台』です。
暗闇で一人は本当に怖い。登山と言っても15分程度で展望台には着くので、"何も出てくるな、何も出てくるな"と自分に言い聞かせ、何とか到着します。
先に御一人、すでにスタンバイされていました。安心感が凄い笑。朝日が昇るのをただ黙って見守るのでした。
6時37分、富士山の肩からおはようございます笑。寝不足でも最高の朝です。
ここ『本栖湖』では元旦に富士山頂から太陽が顔を出す『ダイヤモンド富士』を見ることができるそうです。この地で年越しは贅沢が過ぎますね笑。
ということで、新年一本目は大人気『浩庵キャンプ場』からお送りしました。
『中之倉峠』は身構えずとも登れるところですので、近くに寄ったらぜひ野口英世と記念撮影してみて下さい笑。
2024年は楽しいとは言えないスタートを切ったわけですが、少しでも暗い情勢を照らす記事になっていれば幸いです。
それではまた次のnoteで👍
【追記】
実は朝日撮影後、太陽が山頂と重ならないかと微かに期待して待ってみました。
真上にはきましたが残念ながら重ならず・・・笑。いつの日か元旦に来ます!
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