恋愛小説を弄ぶ男ひとり

夜の予定まで時間があったので、近くの古本屋に行って恋愛小説を4冊ほど買ってきました。
あぁ、読むためじゃなくて、次に撮る映画の小道具として必要だったので。

そういえば、僕は恋愛小説というものを読まない。「ほとんど読んだことがない」というレベルじゃなくて、本当に全く読んだことがないんじゃないかなあ。
そもそも人生において本というもの全般をほとんど読みません。ゼミの課題図書とか、レポートのためとか、そういうのを抜かしたら、最後に読んだのは一年以上前の、村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」なんじゃないかなあ。いや、「村上ラヂオ」を半年以上前に読んだか。

それに、小説を読むにしても、基本はKindleで読みます。しおりを挟む手間がないし、その章がどれくらいで読み終わるのか、計算して表示してくれる。趣味だとしても、半ば義務的に本を読む身からすると、これは非常に助かります。

そういうことで、今回買った恋愛小説たちはたぶん僕に読まれることなく、映画研究会の本棚に「小道具」としてしまわれることになる気がします。なんだか申し訳ない。
だから、このnoteのタイトルは「弄ぶ」なんです。

僕にとっては、本を読む行為はけっこう労力を要する作業だから、興味のない本をまとめて読むためには、その前に読みたい本を読んで「リハビリ」する必要がある。要するに、さっき買った本を読むためには、Kindleで村上春樹の適当な小説を買って活字に身体を慣らしてから読む必要がある。
こういう人、他にいませんかね。なんだかときどきSNSを見ていると「本を読まない人は知性的に劣っている」みたいな言説が流れてきて、変に自信をなくしてしまう。やめてください。

いろいろ文句じみたことを書いたけれど、別に本を読みたくないわけじゃないんです。ただ、「準備がいる」というだけです。
また、久しぶりに本を読んでみたいと思った今日でした。


今週の楽園:またプリキュアのOPテーマのマイブームが来てます。本屋でも、プリキュアを聞きながら本を選んでました。

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