見出し画像

#33 地銀に勤めていた私から見た、地銀のヤバい営業手法 

木下斉さんのこちらのVoicy、ヤバい銀行シリーズは大変勉強になりました。

この放送の他にもプレミアム放送2本、有料放送2本もアップされていますが、どれもこれもお金を払って聴く価値がある放送でした。

私はとある地方銀行に新卒で入社し、ここ3年半ほどは休職していましたが、今年の10月末に正式に退職しました。きついノルマやお客様をネタとしか思っていない銀行の体質に良心が痛み、休職から復帰せず退職した身です。木下さんのVoicyを聴いて「銀行を辞めてよかった」と心から思え、自分の選択は間違っていなかったんだと自信を持つことができました。

この放送を受け驚いたことは、銀行に勤めている人とそうでない人の間には、銀行に対する認識に大きなギャップがある、ということでした。おそらく銀行に勤めている人からしたら、放送を聴いた感想とすると、
「そうそう今の銀行ってヤバいよねぇ。詐欺まがいと言われても仕方ない。」
と言った認識の方が多いかと思います。でも実際は多くの人が銀行の実態を知らない。

であれば私が、勤めていた地銀で実際に行われていた具体的なヤバい営業手法をお伝えすることは、みなさんの大切なお金を銀行から守るために価値のあることなのではないかと思いまして、こちらの記事を書くことにしました。

これだけは誤解のないようにしたいのですが、暴露してやろうとか、銀行をおとしめてやる、という気持ちは一切ないです。
ビジネスマナーや仕事の進め方、人間関係など学ばせていただいたこともたくさんあり、そう言った点では大変感謝しています。


私の経歴ですが、勤めていた期間の半分くらいは事務、半分くらいは個人向けの資産運用の営業をしていました。現場である支店での資産運用業務にはどっぷり浸かっていましたので、そこで繰り広げられていた現実についてお伝えします。

①銀行からの電話は〇〇が99%



普段、銀行へ行くことはほとんどないのに、銀行からの着信を不思議に思ったことはないですか?

ここから先は

3,116字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?