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保育園の先生の人数~加配申請

保育園では園児の年齢によって、配置される保育士の最低人数が決まっています。ぺっくんの通う認可保育所では、0歳児クラスでは園児3人に保育士1人、1~2歳児クラスでは6人に1人、3歳児クラスでは20人に1人、そして、4~5歳児になると、30人に1人、なんだそうです。うちの息子は4月生まれなので、クラスが上がるとすぐ年齢も上がります。すでに6歳(年長・5歳児クラス)ですが、母1人で面倒見るのも結構大変なんですけど。6人に1人から、20人に1人に一気に増える3歳児(年少)クラスって、結構すごい変化だと思うのですが、ぺっくんは2歳児クラスに通っているときに「自閉症スペクトラム」と診断されたので、3歳になる数か月前に、先生から加配の相談を受けました。

「加配」というのは、クラスの中に、ほかの園児たちよりも手をかけてあげないといけない子がいて、配置される保育士さんの人数では足りない場合に、その子がいるクラスに保育士さんを追加してもらう制度です。そんな制度があることを知らなかった私は、保育園の先生から丁寧な説明を受け、加配の申請をしてほしいと要望され、必要な書類に記入して役所に提出しました。どんなときに、ほかのお友達より手(目)を掛けてあげないか、という例として、クラス皆で製作に取り組んでいた時の様子を教えてもらいました。ちょうどクリスマス前だったこともあり、制作物はクリスマスのリース飾り。一人ひと箱、材料が入った箱を与えられ、制作に取り組むのですが、ぺっくんはどうしてもその制作に興味が持てず、与えられた箱を叩き潰してしまったそうです。一度ならず二度も。そしてついには部屋から出て、廊下にある好きな絵本のところに行ってしまいました。そんな風に集団行動がとれないことが多く、ぺっくんを個別で見る保育士さんの追加をしたい、という説明でした。
はいはい、もちろんそんな風に単独行動をとる子がいたら先生も大変ですよね、そして、本人も自分のペースで行動できるなら、心が整えやすいし、そんなありがたいことはない、ということで、喜んで加配の申請をし、無事、翌年度の3歳児クラスから加配をつけてもらうことができました。
何より本人が快適に過ごせるように考えてもらえることはありがたい限りです。先生も、周りも、過ごしやすくなったらみなハッピー。保育士さんが少ない今の時代に、ぺっくんのために先生を増やしてもらえたのは、感謝しかありません。

・・・クリスマスリースは、本当にまったく興味を持てなかったんだね。そんな風に自分の思いをストレートに表現できる君がとてもうらやましい母なのでした。

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