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初めての軟式試合

ちょうど野球部に入って一月ぐらいが過ぎ、練習試合をやることになったんです。今の中学校だと土日のたびに練習試合を行っていますが、小生の時代は少なかったですね。
キャッチャーというポジションにも慣れていませんでしたし、前にも書きましたが、バッティング練習もなしで、試合になるのかなと思っていました。
驚いたのは、小生の打順です。上手投げの球を思い切り打ったこともないのに、5番ですよ。
しかし、これが打てたんです。相手は左のオーバーハンドでした、その一打席目、レフトオーバーの二塁打、100メートル近く飛んでいたのですが、足が遅かったから、三塁タッチアウト、だから記録は二塁打だったんです。
二打席目も、全く同じくらいのレフトオーバー、本当に驚きました。
三打席目は、敬遠でした。初の試合で、二打席二安打、二二塁打。これは出来すぎです。試合ももちろん勝ちました。
気を良くした監督は、次の週も試合を組みました。相手は、この夏、区を制したK中学、この試合でも、小生、キャッチャーで5番で出場して、三打数三安打、確かセンター前に三本打ちました。その三本で一打点ずつ挙げ、三打点。三対零の完封勝ちでした。
小生ここまで、五打数五安打の十割です。
本当にバッティング練習なんかやらなくても打てるんだと思っちゃいました。
キャッチャーの方も、わからないままサインを出しているんですが、このカウントで、この球が来たらいやだろうなと、自分に当てはめてリードしてました。
またまた気を良くしちゃったのは、もちろん監督です。

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