見出し画像

中学入学即野球部

松永君との出会いから半年後、小生も中学生です。
当時は、男のスポーツとしてまだ野球が全盛で、小学生でソフトボールもやっていない人たちまで、入部する始末。新入部員が50人ぐらいいたと思います。
しかし、その野球部は、監督もコーチもいないようなクラブで、三年生のエゴで練習しているような怖いクラブでした。
特に先輩と後輩の区別が激しく、挨拶、返事が聞こえないだけで、上級生から鉄拳が飛んできました。
練習はと言うと、キャッチボールもやらしてもらえなくて、毎日毎日、体力強化のメニューでした。練習時間も、先輩のその日の気分で決められて、遅い時は10時ぐらいまでやっていましたし、練習試合なんかで負けると、一年生のしごきの時間になるような本当に理不尽なクラブ活動でした。
当然のことながら、毎日一人やめ、二人やめ、と一週間もすると半分になっていました。このしごきは、今思えば、根性無しを判別するためのものだったのかもしれません。
あの人数では、練習にならなかったのは事実ですから。
まあそういう小生も三週間目で、辞めてしまいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?