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モラハラ加害者から身を守る:避けるべき3つの言動と加害者の心理解剖

一般的な恋愛関係では、お互いを尊重し、サポートし合い、コミュニケーションが良好であることを期待します。
それに対してモラハラ加害者たちは真逆の心理が働くことがあるので、彼らには絶対にやってはいけない言動を注意したいと思います。

① 体調や精神的な不調を訴えてはダメ

モラハラナルシストは、相手が抱える弱みや不安を見抜くと、逆にその状態を利用して攻撃や嘲笑を行うことがあります。

例えば、体調を崩している相手に対して、「体調管理がなってない。自業自得だ。自分でなんとかしろ。」といった発言は、本来なら同情やサポートが期待される状況に対して攻撃的な言葉です。同様に、精神的に辛いとき「泣いても何も変わらないよ。感情的になるな、お前みたいな弱い奴誰も付き合いたくないよ。」など、弱さにつけ込んでさらに相手を傷つけます。

このような行動によって、モラハラ加害者は相手の心理的な傷を深め、自分のコントロールを強化しようとします。相手が傷ついていることに満足感を覚え、自らの支配欲や優越感を満たします。これによって、被害者は不安や無力感に苛まれ、自分を責め、自分がダメな人間であると感じるようになり、操られやすくなるのです。

② 嬉しいこと、してほしいことを伝えてはダメ

伝えることで、わざとしてもらえなくなります。
モラハラ加害者は常に上下関係や勝ち負け、損得勘定で考え、自分にとって都合が悪い状況を回避しようとするからです。冷たくすることで相手が何かを得ることが難しくなり、加害者が支配的な立場を築けると考えます。

最初に嬉しい行動を示すことで相手を引き寄せ、その後敢えて冷たくなります(というか、それが元々の加害者の本質です)。また、相手が離れそうになった時など自分にとって特になることであれば、引き留める手段として嬉しい行動を再び見せます。
このサイクルを繰り返すことで、相手を混乱させ不安定な状態をつくり、依存心を育てます。

③ 嫌なこと、してほしくないことを伝えてはダメ

モラハラ加害者は、他者との対立や批判に弱く、自己防衛機制を持っていることがあります。相手が嫌がる行動をやめることは、自分の非を認め、自分を見つめ直さなければならないことを意味する為、それを避けるために行動を続けることがあります。
他者の立場や感情に共感することが難しく、自分の欲望やニーズを優先させる傾向があります。アナタがやめてと言ったことを無視することで、相手の抵抗力を弱め、自分の意のままに動かしやすくなるのです。
そして、自身の行動や言動に責任を取らず、「嫌だと感じるお前がおかしい。」などと責任転嫁することにより、被害者が自分を責め、変わるべく努力することが期待されることがよくあります。
自分の非を認めずに、相手を責めることで、自分は変わらなくて済むので楽なのです。

自己否定感: モラハラ加害者は、相手が嫌だと感じることで、自分自身を否定されたと感じることもあります。この感情は、モラハラ加害者が他者からの肯定を強く求める傾向があることを反映しています。自分の不安や不満を他者に投影し、相手の嫌悪感が自分自身への否定として捉えられることがあります。
相手の抵抗力のテスト: モラハラ加害者は、相手が嫌な行動にどれだけ耐えるかを試すことで、相手の抵抗力を評価しようとします。相手が嫌だと伝えることで、モラハラ加害者は相手がどれだけの程度まで我慢や従順さを示すかを確かめ、その情報を利用してコントロールを強化します。
逆ギレと攻撃: 相手が嫌だと伝えると、モラハラ加害者は逆ギレし、相手を攻撃します。自分が嫌な行動を取ったことに対する責任を取りたくないため、相手を悪者に仕立て上げることがあります。これにより、被害者は逆に自分が悪かったと感じさせられます。


あなたが我慢する必要はありません

好きな相手が嫌がることはできるだけ避けたいと思うのが一般的な考え方ですが、モラハラナルシストには、常に上下関係・損得勘定で動いている為、そうした思考が欠如しています。
「俺の愛情表現を嫌がるなんて酷い奴だ」「こんなことで悲しむのはお前が弱すぎるからだ」「俺の周りにこんなことで怒る人はいない。お前がおかしいから直せ。」といったように、彼らはもっともらしく自らを正当化し、相手を責めます。そして、被害者が素直であると、「私が変わればこんなことで怒られなくて済むのではないか」と思い込みがちです。

これは、被害者がますます相手の支配下に陥ることにつながります。被害者が我慢することや変わろうとすることは、実際には加害者のコントロールを強化するだけであり、健康的な関係を築くことは難しくなります。

重要なのは、被害者が自分の権利や尊厳を守り、相手のモラハラ行為に対抗する方法を見つけることです。サポートを求めたり、専門家の助けを借りることが重要です。自分を責めずに、健康で尊重される関係を構築するためには、相手のモラハラ行為を許容せず、自らを大切にすることが必要です。



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