言葉は現実化する

言葉は現実化する。
私は昔からスピリチュアルな考え方が苦手だったため、この言葉も初めて聞いたときは胡散臭いと思っていた。言葉にしたことが現実になるわけないだろと…

でも、最近思う。言葉は現実化するというより大切なのは、現実化するまで、言葉にし続けるということだと。多くの人は言葉は現実化するということを信じたくないと言うにもかかわらずいざやると、「なんか自分の気持ちに嘘をついているみたい」「演じているみたいでばかみたい」などと言って現実化する前に辞めてしまう。だから私は、現実化するまで言い続けようと思う。TEDトーク「ボディランゲージが人を作る」で有名な心理学者のエイミーカディーさんも成功者のふりをし続けることが重要だとその講演で話していた。
 ここから言葉が現実化した例を挙げたいと思う。

 4日前、家の鍵と車のカギを同僚の車の中に置いたままにしてしまい、家に帰れなくなった。それに気づいた瞬間ショックだったが、言葉は現実化すると信じてから継続している困難に直面した時こそポジティブなことを言うことにしていたので、

「よっしゃー!」

と言ってみた。そして

「絶対ハッピーエンドにしてやるぞ」

と一人でつぶやいた。
社会人になって引っ越してきたので、近くに住んでいる知り合いや友だちは数少ないが、その中の一人に連絡したところ、たまたま家にいるということなので、泊めてもらうことになった。その友だちは高校が同じで1年生の時のクラスメイトだ。たまたま友だちの大学院のキャンパスが同じ町にあるということだった。そしてその友だちの家に行き、お風呂も借りて、ふかふかのベッドで寝ることもできた。何より久しぶりに会ったので昔話に花が咲き、飲みに行く約束まで立てることができた。一人暮らしだと味わえない楽しい時間だった。つまり本当にハッピーエンドになったのだ。

因みに私は、友だちに頼るということがとても苦手だ。困ったことがあれば全部自分で解決しようとするタイプだ。しかし、そんな自分が友だちに連絡をとったのはきっと「ハッピーエンドにするぞ」と言ったからだと思う。正直、ビジネスホテルに泊まるという選択肢もあった。でも、そうしなかったのは言葉を現実化するためだと思う。

言葉の力は本当にすごい。最近ポジティブですね!と言われることが多くなったのもプラスの言葉を言うようにしているからだと思う。今日もカバンの中でプロテインがこぼれて粉まみれになっていたが、「今気づけてよかった!」と言ってみた。そうするとそんなに最悪だとは思わなかった。

言葉は現実化するまで言い続けることに意味がある。

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