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次世代素材 カーボンナノチューブでインテリア革命


まずカーボンナノチューブとは何なのか?


カーボンナノチューブの構造
カーボンナノチューブ(CNT)は 1991 年に飯島澄男博士によって発見された炭素のみで構成されている直径がナノメートルサイズの円筒(チューブ)状の物質です。CNT は炭素原子が六角形に配 置されたベンゼン環を平面上にすべて隣り合うように並べたシートを円筒状に丸めた構造をして います。この筒が 1 層のものが単層 CNT、直径の異なる二本の筒が入れ子のように重なったもの が二層 CNT、さらに直径の異なる複数の筒が層状に重なったものが多層 CNT です。


カーボンナノチューブの宇宙エレベーターが近い未来に訪れる?



このカーボンナノチューブの現在の主要な用途は、ポリマーやセラミック、金属、セメントの混合物への追加だ。その強さと軽量さを活用して野球のバットやテニスのラケットへポリマーと共に追加され、またカーボンナノチューブ金属マトリックス複合材は胴体防護具や戦車のプロトタイプにも適用されている。

だが、将来的にはさらに素晴らしい、そして野心的なポテンシャルがある。

最高にエキサイティングな用途のひとつが、宇宙エレベーターのコンセプトだろう。これは10万kmの長さのケーブルを宇宙へ送り、将来的に衛星や宇宙船の発射に使用することで、軌道へ送るコストとエネルギーを大幅に節約するというものだ。その高さだと、向心力によってケーブル・システムは推力無しに空間に留まることができる。

このコンセプトには多くの支持者がおり、国際宇宙エレベーターコンソーシアム (ISEC) も存在している。カーボンナノチューブは、それを実現するためのソリューションとして、しばしば推奨されている。


インテリア商材に活用できる面白い商品

面白い塗料
塗料に活用する事でカーボンナノチューブの
軽量で丈夫な利点を活用し、重機などの運搬の工場内などで活用できる。


MATRIX 201


こちらは塗料の中でも帯電防止剤といった商品だ。
帯電防止剤とはプラスチックのような導電性の低い物質に対して静電気が生じるのを防ぐためにプラスチックフィルムに少量添加される添加剤のことです

無溶剤系エポキシコーティング向けのグリシジルエーテル系可塑剤配合導電性・帯電防止添加剤で、色や機械的特性への負の影響はない

材料
無溶剤・溶剤系エポキシ樹脂含有配合
使用量
0.1~1 wt%
濃縮担体
脂肪酸グリシジルエステル(反応性希釈剤)
形状
ペースト
利点
あらゆる抵抗率に対応
永久に持続する、どこをとっても均一な導電性と静電特性を確保。
機械的性能
強度を維持、もしくは改善します。
変わらない色
材料の明るい色や淡い色を損なう事がありません。
使いやすい
濃縮添加剤であるため、標準生産工程を変更せずとも、単層カーボンナノチューブが容易に採用できます。
レオロジー性能を維持
基盤となる材料の粘度や密度への影響を最低限に抑えます。
主な用途

ケーブル
ケーブルトレー
コーティング
コンポジット
エポキシ
ガラスファイバー
床材
グレーチング
ライニング・コーティング
塗料
パイプ
印刷用ローラー

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