月が綺麗な夜に
「わっ!見てママ!」
高速でママチャリをこいでいる私の背後から、娘の嬉しそうな声がした。
きっと月に向かって指をさしているんだろうな。
確かに、丸々太った月が綺麗な光を放っていた。
涼やかな風と、異常に存在感があるその月を見て、思わず道端で自転車をとめた。
そうか、十五夜だ。
今年も七草粥しなかったなぁ。
それにしてもキレイだなぁ。
息子も「ちゅき、きれい」を連発している。
こうして子供と美しい空を眺められるなんて、私は幸せ者だ。
来年は、きっと今より時間にゆとりを持てている。
七草粥とお団子用意して、みんなで食べようね。
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