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一億総奴隷社会だ

地球のため、全人類、夜は戒厳令(111)

「一億総活躍社会は一億総奴隷社会だ」

ここのところ、何のせいだか、よ・く・わ・か・ら・な・い・が・・・
「一億総活躍社会」という言葉が気になって仕方ない。
活躍とは、働け、労働者になれということだ。
言い換えれば、「一億総奴隷社会」だ。

資本は労働者を利用し搾取することで増殖する仕組みになっている。
つまり、1億の国民が搾取の対象になり、労働させられるのだ。

1億人もの労働市場になれば、当然、人材は余る訳で、労働者を安く買いたたける。
この賃金で嫌なら別にいいよ。他にいるから。」ということになる。

当然、家族を形成するだけの賃金は、多くの者が得られないことになる。
となれば、老若男女の全てが労働者とならねばならず、特に若い世代では、保育という商品を購入しなければならなくなる。

食材なんかもそうだ。
夫婦が労働に駆り出されれば、そして、長時間労働に拘束されようものなら、食事を悠長に作る時間も無くなり、出来合いの商品を買うなど、食事の「手間」を商品として買わざるを得なくなる。

賃金は安いわ、生活をあらゆる商品から買わざるを得なくなるわで、デススパイラルに陥る。
買う行為全てが資本を太らす。
消費税も盗られる。

「一億総活躍社会」は国民のことなど、これっぽちも考えていない。
資本増殖をたくらむ経済界からの要請であったということを忘れてはならない。

そして、資本増殖のために経済を拡大すれば、それに伴って、絶対に、絶対に資源・エネルギーが更に消費され、温室効果ガスや温熱、廃棄物(ごみ)が更に排出されることも忘れてはならない。

その資源・エネルギーも日本は自給できていないことも忘れてはならない。

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