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ときどき日記(449)汚染物質が出るのは後になってから

さっそく新聞紙面では「処理水放出 魚 トリチウム出ず」(2023/8/27読売新聞朝刊13版1面)とタイトルを打ち、魚から放射性物質が検出されず、安全性を強調したが、いま検査しても出るわけがない。

40年前の大学での講義を思い出した。

汚染物質の蓄積に関する講義だった。
結論から言うと、汚染物質は食物連鎖に従って蓄積していくのだ。

プランクトンが汚染物質を取り込む ⇒ そのプランクトンを小型の水生生物が食べる ⇒ その小型水生生物を中型が ⇒ 中型を大型が ⇒ そして海鳥が大型水生生物を食べる。

なぜかその海鳥の名前だけは良く覚えていて、セグロカモメだった。セグロカモメからは高濃度の汚染物質が検出されたと教わった。

この理屈からすると、今は放射性物質汚染水を放出したばかりで、魚を調べても汚染の数値が出るわけがない。

体内に蓄積しない物質なら調べる必要が無いが、調べる必要があるのだろう。

今じゃなく、しばらくしてからの検査の方が大切だ。
そして、海水と魚類ばかりではなく、海底の泥濘も監視すべきだろう。

この講義の記憶があって私は絶対に食べないものがある。

上海ガニだ。

考えただけで具合が悪くなる。
人命・人権・環境を度外視する中国の、陸海問わず、土壌が汚染されていることを考えるからだ。

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