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ときどき日記(408)悪天候の中、住民に避難を呼びかけるのは命がけ

「住民に避難を呼びかけていた男性市議の行方が分からなくなった。」(2023/7/13読売新聞夕刊4版11面)

悪天候の中、住民に避難を呼びかけるのは命がけになる。

自衛隊や消防のように日頃から訓練しているのと異なり、市議のような災害に対する素人が悪天候の中、避難を呼びかけるためとはいえ外に出るのは危険だ。

同様に災害に対する素人が駆り出されるのが地方公務員だ。現業の者以外はデスクワークを主な仕事とするが、注意報から始まって、順々に職場に参集し、特別警報になれば全員が参集しなければならない。

特別警報が発令されている最中に出てこいと言うことだ。

職場に参集後は避難の呼びかけに出たり、避難所を開設する。

嫌だと言っているのではない。
危ないから十分な訓練をして欲しいのだ。

記憶では座学の訓練がまれにある程度だ。それも予め配布されたシナリオを大会議室で読み合わせるだけだった。(そのくせ、防災服だけは着用しないとうるさい。きつくなっても交換してくれないのに)

特に避難所開設については十分な訓練と心構えも必要だ。物わかりが良い住民ばかりではなく、いわれのない限りなく行政対象暴力に近いクレームにも対峙しなければならないから、圧迫訓練は絶対に必要だ。

公用車に乗せちまえばどこへでも安全に行かれるという認識も改めてもらいたい。川や穴との境目が分からなくなることもある。

訓練されていない職員を何人集めても無駄な死者を出すばかりだ。

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