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ときどき日記(490)上司に「低能」「バカ」 ひとごとではない

上司に逆パワハラをして懲戒免職になった地方公務員がいる。

市役所に勤務していていたころ、職員人生最後の10年間、最下級管理職として働いた。
ラストから数えて4年目に、経験が無いどころか、一切の見聞も無かった部署の最下級管理職として配置された。
引継書も無く、研修制度も無かった。前任者が残したゴミ山から仕事を推測するしかなく、結局、仕事を覚えることは出来なかった。それが原因でメンタル障害を患って3か月弱の病気休暇をとったことも仕事を覚えられない一因になった。

前任者の残した引継書とは言えない感想文には、絶対にマスターしなければならない仕事も書いてあったが、それすらも覚えられなかった。

部下からは毎日毎日、「低能」「バカ」と思われていたに違いない。
にじみ出る態度は、それだった。

懲戒免職になった職員の上司とは紙一重だ。言われたか、態度だけにとどまったかだけの違いだ。

とにかくこの年度のことは、思い出すたびに胸が悪くなり、吐き気がする。
きょうも、駅前に行ったが、土曜日の昼過ぎは良くない。
まったく仕事が分からないのに、月1回の土曜開庁日に電話番をしなければならなかったのだ。仕事が終わって帰ってきても駅を降りたとたんに翌月の不安が湧いてくる始末だった。それを思い出してしまう。

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