また妄言、というか常に妄言ばかり書いているのですが。

私は初めて地下に行った頃ふと思いました。
地下アイドルは我々の大好きな人文系学問なのではないか？
なにしろ、私を地下に連れて行ってくれたAくんの好きなアイドルさんは北朝鮮の歌とかを歌っているアナーキーな女性だったんですよね。
私は興味関心が人文系に寄っています。実は教育への興味もその延長なんだと思う。一方苦手なのはスポーツと理工系です。

私がアイドル好きと人に言うと意外に思われることもあるのですが、実は方向性としてはこういうことなのかもなーと分かりやすいH29科研費細目表を参考にして図を書いて考えてみました↓↓↓
（参考：系・分野・分科・細目表等｜科学研究費助成事業（科研費）｜日本学術振興会 (jsps.go.jp)）

確か２回目の地下だったと思います。
私はAくんに「捨ててもいい服で来て」と謎の指令を受けていました。
すると某非常に尖ったコンセプトのアイドルさんが出てきてライブ中にマヨネーズとかプリンをぶちまけはじめ、私とAくんはビニール袋でガードして逃げ惑うはめになりました。
私はマヨネーズで滑って転び一瞬来たことを深く後悔したのですが、刺激的で楽しい経験でした。（後でみんなで掃除もしました）

あと、その日まだケチャという奴を知らずにオタクの謎の動作を見て「なーんかやってんなあ～」とぼーっとしていたら「ケチャ知らないの？」とステージ上から怒られてしまい呆然としました。
私は子どもの頃から学校で怒られた覚えがほとんどありません。それなのに、まさか見知らぬ女子に怒られてしまうなんて……
ケチャというのはバリ島の舞踏に由来するものらしいので、文化人類学です。しょんぼりしましたが、新しい発見が出来たような気がして嬉しかったです。

私を地下に連れて行ってくれたAくんは古典文学からサブカルチャーまで人文系にめっぽう強い哲学的オタクです。好きな作家は多分京極夏彦とかドフトエフスキーじゃないかな。今は短歌にはまっているようです。
彼は尖った女性が好みで椎名林檎さんや大森靖子さんも好きだった気がします。

私はそれほど友人が多くないので、Aくんには多大な影響を受けたと思います。
彼は私の苦手な古典外国文学や哲学・思想系に強いんですよね。確か経済学部だったこともあって、私より社会系に強い気がします。そういえば攻殻機動隊が好きだと言っていた。

一方私は文学以外だと映画やアート系（特に現代）が好きです。東京国際映画祭には毎年行っていたし、東京都現代美術館・国立新美術館・森美術館の展示会をよくチェックしています。

もう少し視野を広げて考えてみると、アイドルは他にも色々な観点から研究することが出来そうです。経営やマネジメント系とも関係が深そうだし、もちろん音楽とも関係がある。
そしてメインで研究がなされているのはメディア系学部だと思うんですよね。
多分早稲田大学文化構想学部や立教大学メディア社会学科で日々アイドルの研究が進んでいるのではないでしょうか（適当言いました）

そういえばアイドルの記事を書いていたら教育委員会に所属しライブを授業へ活かすオタクこばおん先生と出会いました。記事を読むと勉強になるし、アイドルと仕事のモチベが同時に上がります。引用失礼いたします。
地下の世界は広く、想像もしていなかったような様々なオタクがいる……。

まだまだ知らないことばかりで、アイドルの世界から学べることはこの先もたくさんありそうです。